ブログの散歩 第17話 ~ ごいさんの気まぐれブログ ~

まだ気温は30度を超える日もあるのだが、もう夏の暑さとはだいぶ違う。湿度が低くなったせいだろうか、風がなんとも心地良い。空を見上げると夏の空というより秋の空。その心地良い風に誘われて走ってみると、これがどうしてどうしてなかなか暑い。すぐさまにシャツとパンツが汗でびしょびしょになる。そして止めとけばよかった、秋の気配にだまされたと後悔している。

さてそうは言っても確実に秋は近づいていて、これからは何をするにも絶好の季節になる。走るのも、学ぶのも、静かな夜長に音楽を聴くのもすべてよし。一年の中で最も気持ちの落ち着く時期だね。のはずなんだけど、どうにも今年はバテ気味。ヤル気がないわけではないのだけど集中力が続かない。英語は毎日のノルマだけはこなしているけどそれだけという感じだし、走る方も来月からのシーズン入りを控えて義務的に走っているといった具合。

何だかここに来て急に老け込んだ気がしている。全体的に自分に甘くなっている。その象徴がブログだ。書けるだけの時間はあるだろうに、一番手を抜けるのがこれだ。最初の頃、毎日のようにカメラを持っては外を歩き回って何か記事になるようなネタはないかと探していたのが懐かしい。伊豆に住む友だちもそうだけど定期的にきちんと書いている人のを見ては凄いと感心する。

今はどちらかというと皆さんの記事を読んでいる方が楽しい。何が楽しいかというと、記事を読みながら皆さんのことをあれこれ想像することだ。何人かの方はお会いしているからそのお顔とともにそのブログを楽しむことができる。より具体的で面と向かって話してもらっている感じで、もはや想像の世界ではない。

それでもたいがいの方は何も知らないわけだから想像するのも無限大だ。どんな気持ちでこれを書いたのだろう。どういう所でこの文案を考えているのか。これを書くのにどれくらいの時間を使ったか。そしてこれを読む人にどんなことを思ってもらいたいのかとかね。読めば読むほどに味わいがある。長く読んでいるとその人の一定のイメージが出来上がる。そうしてまた新たな記事を読む時、その人の新しい一面を見つけたり、いかにもその人らしいと思ったりと。これはこれで大いに楽しいのだ。

さてそこでごいさんはと言えばこのところ手を抜き過ぎている。もともと気が向いた時に好きなだけ書けばいいと宣言して始めたブログだからこうなることは最初から予期していたわけだ。それこそがごいさんの性格で、自分が一番よく知っている。だからといってあまりに更新しなくて「もう読者止めた~」って去られるのも今は悲しく思う。これは想定外の感情だ。今はもう少し頑張らなければと思う。

そういうことでごいさんの気まぐれブログ、まことにいい加減で申しわけないけれど、これからもよろしくお付き合いください。

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夏休みの終わりに

8月ももう30日。今週の月曜日から高校や中学校では学校が始まった。夏休み、終わってしまったんだね。早いなあ。もっとも働いていないごいさんにとってはふだんと変わらない日々だったけど。自分が学生の時はもちろん、先生になってからも生徒と同じように夏休みが来るのが待ち遠しかった。部活の指導があったり夏季講習があったりしてそうそう休めるわけではなかったけれど、それでもいつもの日常とは違った感じがあった。

働くのを辞めて2度目の夏。もうそんなワクワク感もない、いつもと変わらぬ日々だった。そんな中で記録しておきたい出来事が2つ。一つ目はサッカー部だった子たちの集まりに出席したこと。自分がサッカーをやっていたこともあって、先生になってから退職するまでずっとサッカー部の顧問を担当してきた。今回声をかけてくれたのは平成4年から6年にかけて卒業した子たちだ。マネージャーの子も含めて10人が集まった。

ごいさんはこういう教え子の集まりがあまり好きではない。どうしても昔の話が中心になる。前にも書いたが、自分の教員人生、いつも全力でやってきた。だからやり残したことも後悔することもない。でも完ぺきではない。今ならこうできる、ふとそんなこと考える時がある。後悔はしていないが満足はしていないのだ。そんなことを思う時、生徒に混じって昔のことを思い出したいとは思わないのだ。

それでも最近そういう会に顔を出すようになったのは、今の自分を見てもらいたいから。マラソンをしたり英語を学んだりしている新しい自分を知ってもらいたいからだ。彼らに何かを伝えたいということではない。ただ、これから50代、60代を迎える彼らにとってちょっとでも刺激にならないかってね。余計なお世話かも。でも、染み付いた先生の気質、そう簡単には抜けないみたいだ。

もう一つは25日のテーネンジャーの集い。同じ職場で退職した8人でその後も年に2~3回定期的に集まっている。今回はA美さんが自転車レースと重なり欠席したが、他の皆さんはこの日をとても楽しみに待っておられたようだ。こういうのって幹事として本当に嬉しい。やりがいを感じる。今回はE藤先生行きつけの居酒屋で軽く宴会をした後、彼の家の屋上で花火を鑑賞するという企画。

時にオープンカーを借りて海岸線をぶっ飛ばすH野さん。毎土曜日はゴルフ三昧のK上さん、高尾山のガイドを目指して研修に励むU門さん、最近ピアノ教室に通い出したE藤さん、まだバリバリ現役のN宮さん、それにシャンソンを歌ったりジムに通ったりと毎日忙しいK手さん、そして自転車、トライアスロンのA美さん。みんなみんな輝いている。

現役の時は立場も担当教科も全然違ってお付き合いしたという感じがほとんどない。それが定年を一緒に迎えたということで意気投合、以来お付き合いが続いている。そういう点ではまだまだ新鮮な関係。それに同い年だけに参考になる話も多い。きっとこれからも楽しくて頼もしい仲間たちでいてくれるだろう。

最後に北海道マラソンを走ったはてブロランナーの皆さん、お疲れ様でした。夏休みの最後を皆さんのレポートで存分に楽しませていただきました。みんな、ナイスラン!!

 

サッカー部の教え子たちからもらった花束。遅ればせの退職祝い。f:id:goisan:20180812000304j:plain

 

新しい扇風機

今年の夏は本当に暑い。働いていないごいさんは昼間はたいてい家に居るのだが、たまに外に行くとお湯の中を歩いているそんな感じだ。水道の水もぬるま湯状態でもはや水とは呼べない。そんな中、一昨年あたりから不調になっていた扇風機がとうとうまったく動かなくなってしまった。部屋にはエアコンがあるから十分なのだが、あのひんやりとした空気のどんより淀んだ感じがどうにも好きになれない。体全体が冷えてしまうのだ。

早速に新しいのを購入しようと近くの家電量販店に行ってみたら、入ってすぐのところでいきなり赤い大きな文字で「セール」と書かれた1,980円の扇風機が目に飛び込んできた。これは安い。周りを見まわしたら5,000円前後は当たり前。これにしようと気持ちは決まったのだが、ここですぐに買わないのがごいさんの性格。一時の勢いではなく、家に帰って気持ちの落ち着いたところで決めたいのだ。

と言ったって、もうそれにすることはほぼ決まっている。たいていの場合、すぐに買うのが何となく嫌なだけなのだ。それで2日ほどして改めて出かけて行ったらすでに売り切れていた。もうそこには5,000円前後のものしかない。当たり前だよね、だからセールなんだもの。こういうことって何度もやって承知しているはずなのに相変わらず懲りない。慌てて他の店にあたったけど見つからなかった。そして悲しく思うのもいつものことだ。

それがこの前たまたま食材の購入で立ち寄ったイオンの電化製品売り場に1,980円の扇風機が置いてあったのだ。それも3種類も。もちろん今日はそれを目当てに来たわけではないけど、ここで会ったが百年目、今日こそ逃すわけにはいかない。そうして3種類から1つを選ぶ作業に入ったのだが、みんな似たり寄ったりでどれを買っても同じだろうにあまり違いが分からない。結局、3種類から1つを選ぶのに10分余りも迷って、そして選んだのが下の写真の扇風機。

ようやく当初の目的が達せられた。思わず笑みがこぼれてくる。何が嬉しいんだか自分でもよく分かっていないのだが、でも確かに満足感と幸せな気分を味わっていたのは確かだ。家に帰って早速に組み立て、そしてスイッチを入れる。静かに回転が始まる。そうして生ぬるい風が送られてきた。8月になってやっと購入した扇風機。でも今年の夏は長くなりそうだから、まだまだ活躍が期待できるだろう。

さてさて、なんでこのぐらいのことで記事を書いているのか、書くことがないからか。う~ん、確かに。とは思うのだけど、ちょっとだけ理由をつければ、こんな些細なことで幸せな気持ちになれたのって久しぶり。子供の時に欲しいものをやっと買ってもらったような気持ちだ。そんな気持ちがこんな年になった自分にも残っているんだなあと思ったらほっこりしてきて、そんな思いを書き留めたかった……というところかな。

何も余分なものはついてないけど、シンプル・イズ・ベスト。ごいさんの良き相棒になってくれそうだ。

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釧路湿原マラソン ~ 観光編 ~

今日は写真を見ながら釧路の旅を振り返ります。枚数が多いので、お急ぎの方は適当にとばしてくださいね。

7月27日(金曜日)、朝一番の飛行機に乗り、11時過ぎに釧路駅に到着。昼食は、ラーメン工房「魚一(うおっち)」の魚醤アサリラーメンこってり味。f:id:goisan:20180727124241j:plain

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釧路13時35分発のノロッコ号に乗車。塘路駅までの往復の旅へ、いざ出発進行。f:id:goisan:20180727131743j:plain

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塘路駅の展望台より撮影。向こうの奥に見えるのは塘路湖f:id:goisan:20180727145300j:plain

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夕方、有名な幣舞橋(ぬさまいばし)の夕日を見に行く。曇っていて見えず、残念。f:id:goisan:20180727185443j:plain

が、ラッキーなことに釧路ではこの金曜日と土曜日に「くしろ霧フェスティバル」という催しが行われていた。

電撃ネットワークの体を張った出し物には、会場から悲鳴が聞えていた。f:id:goisan:20180727201020j:plain

レーザーショーはなかなかの迫力。老若男女、釧路の人たちがたくさん集まっていた。f:id:goisan:20180727205228j:plain

 

2日目はレンタカーを借りての湿原巡り。まずは釧路湿原展望台へと向かう。f:id:goisan:20180728103411j:plain

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続いて温根内木道を歩く。風がとても爽やかだった。f:id:goisan:20180728122355j:plain

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コッタロ展望台。奥の階段を上るのだが意外と辛かった。f:id:goisan:20180728163004j:plain

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塘路湖f:id:goisan:20180728165732j:plain

 

 細岡展望台は釧路川の蛇行しているのが見られるとあって特に人気があるという。f:id:goisan:20180728172906j:plain

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時間があったので、阿寒湖まで足を延ばした。40年ぶり?f:id:goisan:20180728133603j:plain

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阿寒湖畔展望台からの阿寒湖、雄阿寒岳雄大な眺め。しばらくいたが他には誰も来なかった。この景色、独り占め。f:id:goisan:20180728141724j:plain

 

ラソン当日の夕方、再び幣舞橋へ。しかし霧で覆われていてこの日も夕日は見られなかった。ちょっと残念。でも霧の中の光景も悪くない。f:id:goisan:20180729185838j:plain

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最終日の午前中に「石川啄木文学コース」を歩く。下の写真のような歌碑が25基設置されている。小学生の頃、啄木の歌が好きだった。f:id:goisan:20180730105219j:plain

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釧路での最後の食事は、「和商」での勝手丼。実は写真を撮る前にまぐろの赤身を食べてしまった。それで色合いが寂しくなった。f:id:goisan:20180730121804j:plain

 

羽田空港が近づいてきた。下に見えるのは、ご存知、アクアライン・海ほたる。10月、ごいさんも走る予定。f:id:goisan:20180730165011j:plain

最後まで見ていただきありがとうございました。少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

釧路湿原マラソン ~ 思わぬ出会い ~

この前の日曜日に釧路湿原ラソンを走ってきた。敬愛しているカメキチさんご夫妻がこの湿原を旅された時の記事を読んでいつかこの地を訪ねてみたいと思っていたのと、この大会を走ることで最近のやる気のない体たらくから脱せないかと考えたからだ。それに釧路の7月の最高気温の平均が20度前後というから走るにもちょうどよいと思った。

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会場には8時少し前に着いたが、前日までと違ってだいぶ蒸し暑い。スタート直前に湿度が100%というアナウンスがされると、あちこちでどよめきが起きた。そんな重い気持ちを引きずりながら9時半の号砲を合図に走り出す。最初の5キロは25分45秒とまずまずの入り。ところが川沿いに出て太陽が時々顔を見せるようになると一気に汗が噴き出してきた。それでもこの10キロを52分06秒と予定よりも早いタイムで通過する。

ここから湿原の中を走るのだが、むせ返るようで実際の気温よりも高く感じられる。次の10キロを51分台と設定していたので若干スピードを上げようとするがすでに足が思うように動かない。どうにか折り返し地点までは懸命に走ったもののこの5キロは26分44秒かかった。頭の中ではここからは下り基調のはずなのだがそうは思えないほどにスピードが出ない。

そうこうしているうちに耳鳴りがしてきた。たいがい熱中症になりかけている時に起きる。大事を取ってさらにスピードダウン。のろのろ走ってやっとの思いで20キロ地点に到達。この10キロは54分31秒。エイドでいただいたスイカがとても美味しい。どうにか耳鳴りが収まってきたところで、今度は両足が攣り出した。少し走っては痙攣のために立ち止まる。その繰り返しが結局は最後まで続くことになった。

ようやくゴールのある競技場が遠くに見えてきた時だった。とぼとぼと走っていると追いついてきたランナーが自分と並ぶようにして走っているのに気がついた。ふっと横を見るとあのオレンジ色のはてブロシャツ。その時のごいさんは青色のはてブロシャツ。そして思わず目が合った。その人は「たけのこ」さんというはてブロランナーだった。その名前はどこかで聞き覚えがあった。彼もごいさんの名前を知ってくれていた。この時の驚きと感動、う~ん、言葉で表すのが難しい。

結局最後の10キロは1時間8分56秒かかり、トータル2時間55分33秒でフィニッシュ。結果は悔しいのだが、たけのこさんとたくさん話をして心がだいぶ癒された。それにもうちょっと頑張ってみようかという気持ちにもなった。初めて会ったのだけどそんな感じが全くしない。「はてブロランナーの絆、実に恐るべし」……だね。

たけのこさんもまた今までお会いした皆さんのようにとても爽やかな人だった。彼の次の大会は北海道マラソンだという。はてブロランナーも多数集結するようだからいろんな刺激をもらってきっといい走りができるだろう。彼の目標達成も時間の問題だと思う。いつかまたご一緒できるかな。たけのこさん、はてブロランナーの皆さん、北海道マラソン、頑張ってくださいね。応援しています。

最後になりましたが、沿道の皆さん、たくさんの高校生のボランティアの皆さん、温かい応援をありがとうございました。最後の方は頷くのが精一杯だったけどずっとありがたく思っていました。励まされました。本当にありがとうございました。

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友と語らう

先週の土曜日と日曜日に久しぶりに友だちと会った。土曜日は、自分が若い頃の同僚だったU田さん、健さん、O山さんの3人。U田さんは自分が28歳からのつき合いで、彼の結婚式にも参列させていただいた。一緒に同じ学年を3回受け持ったこともあって十分過ぎるほどに気心は知れている。細かいところを気にせず懐の深いのが彼の特徴。何を話しても頷きながらただただ聞いてくれる。多くを語らないが百人力の頼もしい友だ。

健さんは35歳の時に知り合った。同じ学年を2回ほど一緒に受け持った。いつも冷静で周りに気を配るのも忘れない。自分の意見を持ちながらも話をよく聞いてくれる。一緒の職場の時は機会あるごとに飲みに行った。彼の得意技は褒め上手。とにかくひたすら褒めるのだ。嘘だろうと思っても悪い気はしない。そうしていつの間にか元気が回復している。

O山さんはまだ現役で、4人の男の子の母親だ。いやもうみんな成人しているから男の子とは呼ばないか。小さい体だけどとてもパワフル。ポンポンと出てくる言葉は相変わらず威勢がいい。今は健さんと同じ職場で働いていて、それで今回の参加と相成ったようだ。みんな若い時の血気盛んな頃のごいさんをよく承知している。そんなごいさんを温かく見守ってくれた彼らだから今でも一緒にいて心地よい。

翌日の日曜日は、伊豆に住むI坂さんの所に出かけて行った。彼もまたかけがえのない友だ。彼とは2001年からのお付き合い。以来、とにかく二人でよく呑んだ。二人で焼酎ボトル3本を空けたり、横浜の中華店で真っ昼間から10時間近くも飲み続けたりと、その飲みっぷりはまさに豪快。今回は土産にとブログ友だちの「いちご一笑さん」に頂いた五島の芋焼酎を持って行った。

彼も聞き上手だ。同じ話を何度してもその度に初めて聞いたように感動してくれる。話し手が話しやすいように上手く乗せてくれる。定年の一年前にこの地に住むようになってからは、積極的に地元に飛び込んで今ではしっかり馴染んでいろんなつき合いを楽しんでいる。特にこれといった強い欲があるわけでなく無理をしない自然体で生きているというのがとても新鮮なのだ。

今回、会いましょうと声をかけたのは自分の方だった。ここのところ何事にもやる気が起きず、少々スランプ気味。英語の勉強はただ消化することに追われ、走る方もこの暑さでますますテンションが上がらない。自然とブログの方からも気持ちが遠のいている感じ。そんなことを考えていたら焦る気持ちがどんどん募ってきて、こりゃあ何とかせねばと思ったのだ。

みんなからいろんな話を聞いて彼らのしっかり生きている様を知ったら、解決の糸口が見つかったような気がした。今まではいつも誰かの期待に応えようとしてきた。でも、今は自分のことだけを考えればいい。だからそんなに無理をする必要はない……って、今さらだけどそんなことが少しだけ分かったような気がしたのだ。心がずいぶん楽になった。

 

養魚場で焼いてもらった鮎の塩焼き。I坂さんと二人で二尾ずつ食べた。f:id:goisan:20180716110222j:plain

 

今年もつくばマラソン走ります

3月の三浦マラソンの反省会でラン仲間のS田さん、Y村さんと話をしていた時は、今年のつくばマラソンは走る気満々だった。それが神戸マラソンに当選したことでさてどうしたものかと考え始めた。神戸は11月18日、つくばは翌週の25日と2週続けてのフルマラソンになる。普通に考えればさすがに無理でしょうということになるのだろうけれど、実はこのつくばでは過去に2度ほど2週続けてのフルマラソンを経験している。

3年前は初めての開催となった金沢マラソンを走った後の翌週にこのつくばを走って当時の自己ベストを出した。そして一昨年は岡山マラソンの後にこのつくばでサブ3.5を達成。サブ4を初めて達成したのもこのつくば。走り易いのはもちろんだが自分にとっては何かと相性の良い大会だと思っている。お祭り好きのごいさんからすればずいぶん質素な大会だけど、その分、レースに集中できているのかもしれない。

ただ去年からずいぶんとモチベーションが下がっているのと年齢的なことを考えたらさすがに今年は2週続けては無理だと考えた。そういうのが頭にあったからエントリーの日のことも頭からすっかり抜けていてエントリーの始まった時間はしっかり湯船の中にいた。風呂から出て少ししてからこのエントリーを思い出したので、ともあれランネットにアクセスしてみたらさすがに締め切られていた。相変わらず早いなあなどと思ったものの残念という気持ちは起こらなかった。

その後でいつものように皆さんのブログを巡りメールのチェック。その中にスポーツエントリーのメールがあって、こちらではつくばのエントリーはどうなっているのだろうとアクセスしてみたら、これがなんとまだ受付け中だった。これを見て、偶然とは言えこれは天からのお達しかもしれないと思ってしまった。なんとも都合のいい判断だ。まあ調子が悪ければDNSもしょうがないと逃げ口を用意して申し込むことにした。

考えてみれば、これで昨年お会いできなかったブログ仲間のたまうきさんにもお会いできるかもしれない。そう思ったら、こうして参加申し込みができたことはなんとも幸運なことだった。とまあ、これで年内の大会はほぼ埋まった。10月に弘前アップルマラソンと千葉アクワラインマラソン。11月に神戸マラソンつくばマラソン、そして12月は奈良マラソン。一応本命のレースは神戸かつくばで、目標タイムは3時間30分台と言ったところ。

なぜこんなに走るのと言われても困るのだけど、いつも申し込む時はさっそうとゴールする自分を夢見ていて、今度こそ正夢になるんじゃないかと信じてしまう。それよりも申し込んだ後で、宿を取ったり交通の予約を入れたりとそんなことを考えている時がとても楽しいからかもしれない。当日42キロを走ることなんてさっさと忘れて浮かれている。

それが大会の前日あたりになると「なんで申し込んだんだろう」って、もう後悔の念しかない。毎回同じことが繰り返され、そしていつもくたくたしてのゴールイン。なのになぜ走るんだろう……ね。

 

まだ2年前。今はこのペースで走れない。I'm very sad.f:id:goisan:20180712232956j:plain