東京マラソン

昨日書いた通り、やはり今朝は緊張した。おまけに京浜東北線脱線事故で動いてなくて、早くも朝から予定変更を強いられる。それでも何とかビッグサイトの集合場所には集合時間の20分前に到着。ほどなくして班ごとの集合の声がかかる。ごいさんの属する給食担当3班は、「じゅんじゅんさん」という女性リーダーのもとに9名が並んだ。男性4人、女性5人という構成だ。出席確認と今日の流れの説明そして簡単な自己紹介が終わって、早速作業の場所に移動。初めの仕事は、ランナーに配る「SOYJOI」を箱から出すこと。これがなかなか大変。寒い中での作業なのに夢中でやっていたら汗を掻くほどになっていた。11時に半分のメンバーとともに早めの昼食をとる。まだランナーは来ない。

昼食休憩を終えて作業場所に戻るとゴールするランナーが少しずつ増え始めていた。渡す場所の一番後ろに並んだ関係か、前でみんな受け取ってしまうので、ごいさんの主な仕事は声かけとハイタッチだった。4時間を過ぎていないのに続々とゴールしてくる。かなりのご年配やか細い女性もいる。ごいさんはやっとこ4時間を切るぐらいなので無意識のうちに尊敬している。そして思わずかけ声も大きくなる。ただ、声かけも時々戸惑うことがあった。ナイスランって声をかけたけど本当はこの人は残念な結果だったんじゃないかとかね。でもとにかく42キロという長い距離を走ってきたことに間違いはない。僕らの声に応えるようにランナーの人も「みなさんのおかげです。ありがとうございました。」って返してくれる。そしてハイタッチ。みんないい顔で心から感謝してくれているのを感じて、なんだかうれしい気分だった。次はごいさんも必ずそうしようと思う。

午後4時10分、制限時間の7時間だ。そしてその後数人がゴールして今年の東京マラソンが終わった。片づけをしてみんなでミーティングをして解散となった。今朝起きてからあれほどに緊張感と不安を抱いていたのに、終わってみれば旧知の友のようになっている。こうなると別れがもったいないといつも思う。が、それも一期一会でいいのかもしれない。今日は素敵な仲間と素晴らしい一日を過ごすことができ、ごいさんにはとても思い出深いものとなった。これだから、わずか2割ぐらいの好奇心・期待感が8割の不安感にも勝るのだろう。今までを振り返ってみればそのことは十分に承知していたごいさんなのだ。

今日の経験はごいさんにとってとても新鮮だった。走るのは正直好きではないが、ボランティアのみなさんのサポートを考えると少しでも頑張りたいという思いが強くなった。まずは来週の三浦マラソンでそれを生かすことにしよう。

 

この歳になってもまだまだ成長を続けられるんだぞ…って、ごいさんは思っているよ。

 

写真はお台場「夢の大橋」を走るランナー

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