ドイツ優勝! MVPはメッシ!

早朝、ワールドカップの決勝が行われた。ボールを保持し多彩な攻撃を仕掛けるドイツに対し、固く守ってメッシのカウンター攻撃にかけるアルゼンチンとの見ごたえのある攻防だ。互いに決定機を作るも得点を奪えずに延長戦に突入。延長後半8分、左からのセンタリングをクローゼの代わりに入ったゲッツェが胸でワントラップしての鮮やかなボレーシュートを決める。これがそのまま決勝点となりドイツが優勝、ワールドカップトロフィーを手にした。

ごいさんの注目選手は、やはりメッシだ。総合力ではドイツがアルゼンチンを完全に上回っていた。実際にこの試合でもボール支配率は70%にも及ぶ。それでもなお攻めきれなかったのは、メッシの存在が大きかったのだと思う。彼の一度に何人をも抜き去る突破力を警戒し、複数ディフェンダーが常にメッシを意識しなければならないから、容易に攻撃に参加するわけにもいかない。メッシの存在がドイツとアルゼンチンの力の差を埋めていたのは間違いない。メッシがボールを持った時のあのわくわく感は何とも楽しい。

それからMFのマスチェラーノだ。後半に入って、アルゼンチンはFWのアグエロを入れて3トップで攻撃に出る。その分手薄になった守備を逆にドイツに攻め込まれる。アルゼンチンのディフェンス陣が懸命に凌ぐ。その中でもマスチェラーノの守備における活躍は見事だった。オランダ戦もそうだったが危ないという場面には必ず顔を出す。マスチェラーノのプレーは地味だが、アルゼンチン躍進の立役者である。ごいさんはこういうプレースタイルの選手が大好きだ。

観客の応援はどちらかというとドイツに味方したようだし、メッシの相方のディマリアも出場することは無かった。ドイツは、王者にふさわしい戦い方でその栄冠を勝ち取ったと言える。

一方、昨日行われた3位決定戦では、ブラジルがオランダになすすべもなく0-3で完敗した。ドイツ戦で失った自信は取り戻すことはできなかった。そればかりかこの敗北でさらに傷を深いものとしてしまった。ブラジルはやはり強くあるべきだ。これからのブラジルの立て直しを大いに期待したい。また試合後のオランダのロッペンのインタビューからは、決勝戦で戦いたかったという思いがひしひしと伝わってきた。彼らにとって、3位決定戦は決勝戦とは全く違うもので、3位になることなどそれほどの価値はないのだ。それでも3位になったことはこれからのオランダにとって決して無駄にはならないと思う。

前回の南アフリカ大会での日本チームの活躍を見て今回を大いに期待したのだが、改めて世界との差の大きさを感じた。それでもなお、次回のロシア大会での活躍を願ってしまう。今度こそごいさんも応援に行こうかな。

さて、明日からようやく寝不足が解消できそうだ。

 

写真は、帰り道で出会った屋根の上の猫

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