97の会

今日もまた飲み会の話になってしまう。夜に東横線東白楽駅にある「横浜桔梗亭 志むら」というお店で「97の会」という集まりがあった。このお店は看板も無く写真の通りどう見てもふつうの家にしか見えない。気にしていなければ通り過ぎてしまうだろう。でも中に入るとお洒落な感じで雰囲気もある。7~8人ぐらいで貸し切りにしてくれるそうだ。今日のお料理は3000円のコース。前菜からデザートまで、一品一品の料理がとても美味しい。それにボリューム満点で、男性でも多いくらいだ。ネットにもあまり紹介されていなくてまさに隠れ家的なお店。ごいさんはとても気に入りました。

ところで話を戻して、「97の会」というのは、1997年にその学校に着任した人たちが中心になって集まった会だ。ごいさんは1999年の着任だが、この学年の副担任をやらせてもらった関係で特別招待されている。この会の中心は、経験豊かなH本さん、S木さんというお二人の女性だ。この学校での女性の先生の活躍は男性以上だったと思う。みんな強くて先生としての意識も高かった。1年間副担任としてこの学年にお付き合いさせてもらったが、とてもいい経験になったのは間違いない。「97の会」ということで、毎年9月7日に集まろうということだ。だから今日の日の設定は1年前に決まっていた。女性の方が多く、いつもとは一味違った飲み会だ。女性が多いとあまり酔うわけにもいかないが、少し緊張気味なのもたまにはいいかもしれない。女性が中心の飲み会だと、当然話の中身もだいぶ変わってくる。女性じゃなきゃ考えないようなこともあるから、それもまたいい勉強になる。この会では、ごいさんが話すことはあまりなくもっぱら聞き役である。

この時の生徒たちは、家庭も貧しかったりして、いろいろな問題を抱えている子が多かった。不登校気味の子、家の生活を支えるためにアルバイトをして学校は二の次のような子。いろんなことがあっても彼らは学校にやってきた。社会には馴染めなくても、学校の先生たちは必ず自分たちの相手をしてくれると知っていたから。一見、学校にはそっぽを向いてるようでも本当は話しかけてもらいたいんだ。話し出すといろんなことを次から次へと話してくる。そういう子たちにとって、この学校の女性の先生は時に厳しくそして温かい肝っ玉母さんのように見えていたかもしれない。この学校を卒業していく時、この子たちの隠れ蓑がなくなってしまうのが可愛そうに思えた。今頃はみんな元気にやってるかな。

今日は、そんな力強い肝っ玉母さんたちの会話を楽しみ、ごいさんもちょこっと元気をもらってきました。

 

写真は、「横浜桔梗亭 志むら」。どう見ても普通の家です。

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