師走の街を歩く

今日は師走の街を歩いてきた。ごいさんは、人混みの中を目的も無くただぶらぶらと歩くのが好きだ。それも土日祝日がいい。まず一人で歩いている人は少ない。たいがいは家族連れであったりカップルであったりだ。家族連れには若いご夫婦に子供が一人二人といったところや、あるいは年老いた両親を連れ立っていたりとかだ。みんなにこにこして楽しそうに話をしながら歩いている。これからご馳走を食べに行くところなのか。誰かのプレゼントを買いに行くところなのか。その連れ添ったメンバーを見やりながらあれこれ考えるのがとても楽しい。そして、これからその家族に訪れるであろう幸せな時間を思うだけで自分も満足感を覚えるのだ。

平日にはそんな笑顔は見られない。みんな仕事だったり用事があったりと忙しそうだ。観察するという点では興味はあるのだが、見ているだけで疲れてしまうから平日はほとんど歩かない。でもそういう人たちも休日には家族を連れてにこやかに歩き回るんじゃないだろうか。

ふだんの休日でもそうなのに、12月いわゆる師走ともなるとそういう人たちが街中に溢れてくる。今年もゴールはそこに見えている。そういった安心感、そしてこの一年を大きな病気や怪我も無くとにかく生きてきたという思いが、みんなを余計に元気づけているのだろう。高島屋もそごうもお客さんで一杯だ。今日はクリスマスプレゼントの下見だろうか。アベノミクスで効果があったかどうかは知らないが、ボーナスも出て少しはリッチな気分にもなってるよね。ダイヤモンド地下街やジョイナスの飲食街も本当に一杯。子供たちの顔も笑顔ばっかりだ。こういうのっていいなあ。子供たちは笑っている時の顔が一番だよ。そして大きくなってもこの頃のことは覚えている。だからお父さんもお母さんもこの時間を精一杯大事にね。

ごいさんも小学生の頃に食べたデコレーションケーキを覚えているよ。もちろんバタークリームだった。1年間の中でなぜかこの時だけケーキが食べられるから、毎年この日が来るのを楽しみにしていた。そしてその日はごいさんの誕生日を兼ねていた。誕生日プレゼントなんてものはなかったけど、ごいさんの大好きなかんぴょうで巻いたおいなりさんを、母が山のように作ってくれていたのを覚えている。今でもそうだけど、母の作るおいなりさんは最高に美味しい。

さて、ごいさんも孫たちのプレゼントを見たんだけど、やっぱり一人じゃ分からない。あちこちのブログも覗いてみたけど、現実はなかなか難しい。おっと、ここで困った顔をするのはこの場にふさわしくないね。とりあえず、みんながどんなものを買っていくのかチェックしておこうっと。

 

そうそう、今日の選挙はみんな投票に行きましたか。ごいさんは子供と一緒にちゃんと権利を行使してきましたよ。一応……だけどね。

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