スペシャルオリンピックス(SO)

今日は12月6日に行われたボランティア研修会で考えたことをまとめておこうと思う。

テーマは、『知的障害を理解しよう ~ともにスポーツを楽しむために~  』。参加者は30名余りで、午後1時から4時半近くまで行われた。内容は、講師の方によるスペシャルオリンピックス(SO)についての説明。その後、障害を持つアスリートの人たちと一緒にゲームをしたりして楽しみ、最後にそれらを通して感じたことをまとめるというものだった。

ところで皆さんはスペシャルオリンピックスという言葉をご存じでしょうか。ごいさんは初めてでした。パラリンピックがオリンピックと一緒に行われているのはもちろん知っている。でも、そのパラリンピックは身体に障害を持つ方たちが対象で知的障害者は含まれていないのだという(正確にいえば一部のスポーツに限っては参加しているらしい)。知的障害者にはオリンピックの道は閉ざされているということを初めて知ったのだ。

確かに、機能的な障害ならルールを覚えれば競技に参加することは可能だし、あれこれと作戦を考えることもできる。多少不自由であっても器具を使って動くこともできる。ところが、知的障害者は体はいたって健康なのだが、スポーツのいわゆる競技というものを理解するということが相当に困難なのだ。そのため、一般の人と同じようには競技に参加することができない。それでもそんな彼らを積極的にスポーツに参加させ、スポーツを通して成長させようというのを目的に生まれたのがこのスペシャルオリンピックスだということだ。

今回参加してくれた5人のアスリートたちはまだ他人の話すことが分かり、他人と話ができるということだった。実際にはもっと重症の子もいて、家庭での扱いも大変なのだという話も伺った。

思い起こせば、下の子が入院した時にそのような子や彼らを支えている家族をたくさん見ていたはずだった。子供を見守る優しい目、子供に話しかける温かい言葉の数々、何よりお母さんたちが明るく振る舞う様子、それら一つ一つにごいさんは素直に感動していた。ごいさんにも何か手伝えることはないだろうか、今思えばそんなことも考えていたかもしれない。

スポーツに参加できる子はまだまだ症状は軽いのだという。今のごいさんには手伝える限界というものがあるから、できるものから一つ一つやっていきたいと思う。このスペシャルオリンピックスとの出会いも何か運命的なものを感じて、もう少しかかわってみようと考えた。まったく未知の世界だから不安だらけだが、思いついたら試してみないと気が済まないのがごいさんの性格だ。

この人たちと関わってどんな体験ができるか、どんな感動を得られるのか、そしてまた自分自身がどのように変化するのか、考えれば考えるほど楽しくなる。もちろんやる以上は全力でチャレンジします。

 

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