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母とのドライブ

先日の日曜日、久しぶりに母を乗せてドライブした。と言っても、子供のマンションまでの往復だ。母に会うのは3週間ぶりぐらいだろうか。大和市の中央林間というところに一人で住んでいる。来年2月で85歳となる。だいたい平日の午前中はゲートボール。昼食を食べて少し休んだら1時間程度の散歩とお買い物に出かけている。毎日5,000歩以上歩くことにしているようだ。夜はおおむねテレビ観戦。相撲、プロレスなどの格闘技が好きだ。そのプロレスはテレビであまりやってないから不満そう。最近はそれ以外のスポーツ番組も見ているらしい。そして日曜日は妹の所に連れて行ってもらって食事をしてくる。

元気なうちは一人でいたいという。ゲートボール仲間はもちろんだが、近所にも知り合いがたくさんいたりお隣さんもよく気にかけてくれる。以前に、母が遅い時間まで雨戸を閉めて寝ていたら、お隣さんが心配して駆けつけてくれたらしい。そういうわけで今のところごいさんは気楽でいられるのである。

車に乗せた瞬間から、あれこれ話をし出す。こんなことやあんなことがあったとか、あの人はこうだ、この人はこうだなんてね。うるさいくらいによく話す。ごいさんは、少しずつ言葉を返しながらそれを聞いてあげる。高速道路に入って運転が心配と思いきやしっかり口を閉じる。そして高速を降りるとまたしゃべり始める。そんな話を聞いていると、あれだけ気丈に見える母でも、やっぱり不安な思いもあるのかと思う。誰とでもつき合えるあんな社交的な母でもね。自分だったらそういうのに耐えられるのだろうか。 

子供の所で少し休んで今度は帰り道だ。母は窓からいろんな景色を眺めながら相変わらずしゃべっている。高いマンションが一杯あるねだとか渋滞はしてないかとか、何かと話しかけてくるのだ。

ちょうど夕日の沈む時間だ。車の正面に夕焼けが赤々としている。その夕焼けを見ながら、母が「明日も晴れだよ」って何気に言った。ごいさんは懐かしい気持ちになった。なんでだろう。読まさせていただいているブログにもあったが、夕日は温かく感じる。夕焼けが赤々として周りを包んでいるからだろうか。

若い頃は、父のバイクの後ろに乗って、茨城県の日立から横浜までの約200キロの道のりを何度も往復したという。そしてごいさんの記憶にある母もいつも動き回っていて病気をしたという記憶が無い。今も元気に頑張ってくれているが。でもやっぱり年を取ったよね、母さん。

片道1時間のドライブだ。母の家に着くころはもう真っ暗な世界になっていた。お茶を一杯ご馳走になってとんぼ返りだ。玄関先まで見送ってくれる。風邪ひくからもういいよって何度言っても引き下がらない。車が見えなくなるまでずっと見ている。

だいたい月に一度のドライブだけど、母の気持ちが少しでも発散されればいい。今の所、ごいさんのできることはこれぐらいしかない。来年はもうちょい頑張るかって思う。

母とは60年以上のおつき合いだ。でも本当に共有していた時間ってどれくらいあるのだろう。いつもごいさんは自由気ままだったから。

 

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