同僚の定期演奏会を鑑賞して

今日は同僚のN川さんが参加している相模原市吹奏楽団の定期演奏会に行ってきた。昨年は会場を間違えて急きょタクシーで乗りつけたという苦い思い出があるので、今年は場所と時間をしっかりと確認して出かけて行った。それで会場には開演の20分前に到着したのだが、すでに会場内はほとんど座る席がないくらいの大盛況だった。数々のコンクールでの入賞も果たしていて実績もあるから人気も高いのだと思う。

オープニングの曲は、全日本吹奏楽コンクールの今年の課題曲の一つ「プロヴァンスの風」。確かに胸の弾むようなマーチだった。他に3曲ほど演奏して第1部が終了。第2部に入ると俄然くつろいだ感じになる。指揮者の福本さんとサクソフォン奏者の高松さんの掛け合いはいつもながら絶妙で面白い。今日のテーマは山だそうだが、最初の曲は「箱根八里」。これは確かに箱根の山だ。次が「君といつまでも」、「狙い撃ち」、「いい日旅立ち」のメドレー。えっ、何これ。実は、歌っているのが加山雄三山本リンダ山口百恵でみんな山という字がつく歌手ばかりという。これってそうとうに苦しくない。

途中から相陽中学校の吹奏楽部の3年生22名が合流して一緒に演奏する。それに合わせて1・2年生の子たちがステージの前でダンスを披露する。これがなんとも可愛らしい。今日のために一生懸命練習したんだろうね。部員は全員で64人と言ってたけど、見ている限りみんな女の子だった。確かに今の高校の吹奏楽部も男子の割合は圧倒的に少ない。

最後のアンコール曲もみんなの手拍子で盛り上がり、本当にアットホーム的な温かさに包まれて終了となった。

いつもながらこういう演奏会の場で発表できるなんてなんと素敵な趣味なんだろうと思う。羨ましいというのではない。ごいさんはそういう機会にたまたま出会わなくて、また別のことに熱中していたわけだからね。それはそれで幸せなこと。でも友だちの中にこういう場で演奏している人がいて、そしてそれを聴きに来られるというチャンスがあることがとっても嬉しい。

N川さんも金曜日はテストの採点やら点検やらの仕事でずっと忙しそうだった。そういう仕事の後にしっかり練習している。その頑張りがとっても素晴らしい。一生懸命やっている人の姿って、本当に輝いて見えますね。

音楽でもスポーツでも自分にできないことはたくさんある。そんなのは考えてもしょうがないこと。でも友だちがそれを楽しんでいると、それを見ている自分も一緒の気持ちで楽しめている。これって不思議だけど、それも友だちの定義の一つかしら。だから友だちもごいさんがするのを見て何かを感じて一緒になって楽しんでくれているんじゃないかって思ったりする。自信過剰……かな。

 

会場は、相模原市民会館。開演前の雰囲気。f:id:goisan:20150607140708j:plain