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ニュー・ホライズンズ 冥王星に最接近

今日、2006年に打ち上げられた無人探査機「ニュー・ホライズンズ」が、日本時間の昨日20時49分頃に冥王星に最接近して観測を行ったとNASAが発表した。探査機は時速約5万キロ(秒速約14キロ)で冥王星から約1万2500キロの距離を飛行し、表面の様子を撮影したり大気などの詳細を観測する。その後は無数の天体が密集しているエッジワース・カイパーベルト冥王星はその中の最大の小惑星)内を観測し、2020年ごろには太陽系を脱出して外宇宙へと達する予定だそうだ。

ごいさんが宇宙に興味を持ったのは中学校1年の時だ。友人と一緒になって読んでいたSF小説の影響が大きかった。その小説によく登場してくる金星人やら火星人に興味が湧いた。そうしたらとにかくそこに行ってみたいという気持ちが強くなったのだ。ガガーリンがボストーク1号で宇宙を飛んだのが1961年。それから4年後のことだ。まだまだ宇宙ロケットなんか話題にもならなかったころ。その時に買ったのが下の写真にある本だ。ロケットの理論や歴史について詳しく書いてある。微分方程式なんかもあって、今読んでも難しい。きっと当時は買っては見たもののただ眺めていただけだったろうね。その頃の値段で450円もした。子供にしてはけっこうなお金だから、よほどの熱の入れようだったんだろうね。

高校に入ると部活に夢中になってその熱も冷めていたのだが、2年生の時にアポロ11号が月面着陸を果たした。自分が憧れていたあの月面をついに人類が歩いたのだ。それまでの人生の中でもっとも感動した出来事だった。そして再び宇宙飛行士になりたいと思うようになり、大学も物理学科を目指すことになる。

今回のニュー・ホライズンズ冥王星接近も、あんなに遠くの太陽系の外れまでちゃんと到達したのかと思うと、ある種の感動が湧いてくる。地球から約48億kmそれを9年半の月日をかけて冥王星に辿り着いた。なんと素晴らしい技術だろう。抱き合って喜ぶ関係者を見ていると自分もその輪の中にいるようだ。コンピュータ技術の発達とともにこれからの宇宙開発もきっと急速に進歩していくに違いない。

小さい頃は水金地火木土天海冥(すいきんちかもくどってんかいめい)なんておまじないのように言ってたけど、冥王星は太陽系の惑星の仲間だった。それがあまりに小さすぎる(月よりも小さい)という理由から、準惑星として扱われるようになってしまった。歴史が変わってしまったようで何とも寂しかったのだが、今回の話題で久しぶりに冥王星が復活してくれたのがとても嬉しい。

それにしてもニュー・ホライズンズはこの先どこまで飛んでいくのだろう。すでに地球から200億キロ辺りを飛んでいるボイジャーはそろそろ宇宙人に出会わないだろうかな。そして地球からのメッセージを伝えられないかしらね。夢みたいな話だけど……でも本当にあったら夢みたい……なんだけどなあ。

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