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1月2日は家族写真の日

毎年この日は実家に新年の挨拶に行くのだが、その途中で家族の集合写真を撮ることにしている。その写真屋さんは小田急線と相鉄線が交差している大和という駅の駅前にあって小学校の友人がやっている。彼もまた同窓会には顔を出してくれない一人だが、ごいさんにとっては大事な友達だ。そのつき合いもあって長く続いているのだと思う。

この家族写真を撮ろうと思いついたのは下の子が2歳の時だった。それからもう28年になる。最初は、奥さんが椅子に座って、その横に子供2人が並びその後ろにごいさんが立つという構図だった。毎年2人の子供の身長が伸びて少しずつごいさんに近づいてくる。子供の頭がごいさんの胸を超え肩に並ぶ。そのままだとごいさんが見えなくなってしまうから3人が横に一列に並ぶという構図に変える。やがて口、鼻、目と超えて行き、そしてごいさんが一番小さくなった。それに……年をとった。

それらの写真をずっと見比べると圧巻だ。そして感動的だ。そのたった1枚の写真からその年の思い出が鮮やかに蘇ってくる。可愛らしい幼稚園や小学校時代。海水浴やスキー、花火大会にも行って、自分たちも一番楽しかった時だったかな。そして生意気盛りの中学、高校時代。扱い方は生徒よりもはるかに難しかった。苦戦しました。ようやく大人らしくなってきた大学時代。だいぶ気が楽になった。

その後、上の子が結婚してお嫁さんが加わる。そして孫が生まれ、その2年後に2人目の孫、そして去年は3人目の孫が加わって総勢8人となった。その孫たちも少しずつ身長が伸び、顔つきもしっかりしてくる。たった1枚の写真なのに何度見ても飽きないのは本当に不思議。

写真代は1枚12,000円とけっして安いものじゃない。今は性能の良いデジカメがあり家で印刷も簡単にできるからわざわざそんな高いお金を払ってまでなんて思うかもしれないけど、でもスナップ写真とはなんか違うのだ。写真屋さんという何か特別な場所で家族が集まってみんなでポーズを決める。大人はもちろんだけどちっちゃな孫たちも一生懸命カメラを見つめる。みんなで一つのカメラを見つめている時、まさに家族を意識する瞬間なのだと思う。それよりも何よりも28年やってきているという思い入れが強いのかな。

最近はこの写真はいつまで続けられるだろうと考えることがある。だいたい1月2日なんて、ふつうに考えれば中途半端な日だ。子供たちだって家族で遊びに行きたいとか都合もあるだろうと思う。時期を変えるというのも1つの手かしら。できればごいさんの元気なうちは続けていきたいんだ……けどなあ。

 

北海道の奥さんの実家の前で撮影。上の子が9歳、下の子がもうすぐ2歳。

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