神奈川マラソン 100分切り達成

昨日、「神奈川マラソン」に参加してきた。飾りっ気がなく華やかさがない。楽しめるものは何もない。そういえば子供もいない。ただ走る人のためだけにある、そんな感じの大会だ。今を時めく青山学院大学を始めとして箱根駅伝を走る大学生が多数走るというのがこの大会の売りだろう。それを見るために来ている人もいるようだ。産業道路沿いの工場地域を走るため沿道の声援も少なめ。それでも参加者は多い。平坦なコースでタイムが出やすく、それを狙って参加する実力者たちが中心だ。昔は仮装している人も多かったが最近はそれも少なくなった。本気で走る大会、それがこの「神奈川マラソン」なのだ。

そんな大会にごいさんは15年ほど前から参加し続けている。当時の職場の同僚のK島さんから走りましょうという声がかかって、断り切れずに参加したのが始まりだ。もちろんただのおつき合いの気分だったから練習なんてしない。適当に走ってビールを飲む。それだけが楽しみ。だからかなりのお年寄りに抜かれた時も、一瞬悔しいと思うけどだからと言って速くなりたいとも思わなかった。

それが5年前にS田さんと走るようになって、ごいさんの走るのも少しは本格的になってきた。ここに来て練習嫌いも返上?して頑張っている。昨年の秋以降のフルマラソンのタイムが急速に伸びて自信を持ち始める。ハーフの100分切りなんて無理だと思っていたのが先日のハイテクマラソンであと30秒のところまでに近づいた。もちろんそう簡単ではないことは承知だが、チャンスがあったら狙おうぐらいの気持ちにはなっていた。

今日はCブロックの後方からのスタート。スタート直後は相変わらずの混雑で、無理をすると足が引っかかりそうだ。2キロを過ぎてようやくばらけてくる。さてここからが勝負と考えて、キロ4分50秒台のペースに上げる。5キロを過ぎて体も温まってきて、さらに4分45秒まで上げる。うん?今日は何気に調子が良さそうだ。まだ余裕を感じる。残り10キロを切ったところで思い切って4分30秒台へ。さすがに呼吸も荒くなる。脈拍も上昇。かなり無理をしているのが自分でも分かる。けれど今日はハーフで終わりだ。頑張れる。残り2キロを切ってとにかく腕を振ることにした。長めだけどラストスパート。最後の1キロを4分20秒で走り、フィニッシュに飛び込んだ。自分の時計で1時間39分9秒。ずっと夢見ていた100分切りを達成。一度は諦めた夢だけど、やればできるじゃん……ね。
ぷふぁ~、今日のビールはまた格別に旨かったです。

今日もボランティアの皆さまや大会関係の皆さま、大きい声で応援してくれた皆さま方のおかげで最後まで頑張ることができました。本当にありがとうございました。

 

青山学院大学の原監督へのインタビュー。話し方が上手い。原マジック、さすがです。f:id:goisan:20160207095223j:plain