黒部峡谷展望ツアー

大会の翌日、「黒部峡谷展望ツアー」というのに参加した。宇奈月からトロッコ電車に乗り終点の欅平まで行く。一般の人はここまでだが、このツアーはここからが本番。この先は関西電力の管轄になり、関係者しか入れない。その専用列車に乗り換え、500mほど進む。そこからは「堅坑エレベーター」と呼ばれるエレベーターで一気に200m上昇。降りてすぐのところに「竪坑展望台」がある。晴れていれば北アルプスの山々を見ることができるらしいのだが、今日は生憎の雨。ガイドさんがとても残念がってくれた。それでも黒部ダム仙人谷ダムの工事の話を聞いたり貴重なDVDを観たりと大変に勉強になった。今日の最後の回ということで参加者は4人と少なくて、ガイドさんも含めてとてもアットホームな感じだった。楽しく思い出に残るツアーになった。

 

それでは、ぜひその時の写真をご覧になってください。(写真は18枚あります。)

乗車時間前にやまびこ展望台に行ったら、ちょうどトロッコ電車がやって来るのが見えた。トロッコ電車には窓のついている車両とついていないのがあるのだが、この写真は窓のついている方。少しばかり料金が高い。f:id:goisan:20160530104539j:plain

さていよいよ出発。車内の放送は富山県出身の女優、室井滋さんがやっている。狭いトンネルの中をギシギシと音を立てて進む。f:id:goisan:20160530120014j:plain

天然の岩が仏様の姿に似ていることから「仏石」と名づけられたという。f:id:goisan:20160530171340j:plain

駅でのすれ違い。霧雨が降っているのと気温もかなり低くてみんな寒そうです。f:id:goisan:20160530120552j:plain

後曳橋…先に見える青い橋。60mの高さから谷を見下ろして思わず後ずさりをするということからこの名がついたそうだ。f:id:goisan:20160530122056j:plain

ネズミ返しの岩壁…猫に追われたねずみも登れないほど切り立っているからだという。f:id:goisan:20160530124227j:plain

黒部川第二発電所…建築家・山口文象氏の設計によるもので「富山の建築百選」に選定されている。f:id:goisan:20160530124332j:plain

向こうに白く見えるのは万年雪だそうだ。f:id:goisan:20160530125726j:plain

欅平について、こちらの機関車が牽引する工事用車両に乗り換える。ヘルメットも着用しなければならない。f:id:goisan:20160530132756j:plain

竪坑エレベーターに乗って一気に200m上昇する。所要時間は2分間。f:id:goisan:20160530134117j:plain

「竪坑展望台」からの景色。晴れていれば北アルプスの山々が綺麗に見えるとのこと。f:id:goisan:20160530134650j:plain

その代わりにDVDを鑑賞。晴れていればこんな感じらしい。f:id:goisan:20160530141449j:plain

インディー・ジョーンズの世界に入り込んだ感じ。もちろん気分はハリソン・フォードf:id:goisan:20160530140926j:plain

黒部ダムへの機材を運ぶルートの説明を受ける。f:id:goisan:20160530145315j:plain

このレールが黒部ダムまで続いているんですね。f:id:goisan:20160530145230j:plain

欅平を散歩していて見つけた「危ないんだぞーつ!」の看板。こういうの大好きです。f:id:goisan:20160530153857j:plain

人食い岩…口の中をくぐっているよう。f:id:goisan:20160530154007j:plain

黒部川第三発電所のために作られた仙人谷ダムは1940年の完成だが、そのための犠牲者は300人余り。当時の最新鋭の技術を導入した黒部ダムでもその数は171人に及ぶ。ダム建設がいかに困難を極めたか。従事された方たちのことを思いながら帰途に就く。あの赤い新山彦橋の向こうが宇奈月の温泉街。f:id:goisan:20160530172329j:plain