えっ、もう初雪……

朝起きた時は雨がぱらついている感じだったのが、子供の出かける6時半ぐらいには大粒の雪に変わっていた。湿りっ気を帯びているからあまり積もらないだろうと思うのだが、外の景色は一気に灰色化していく。小一時間もすると屋根の上が白く見えるようになってきた。まだ雪の勢いは続いているから、こりゃもう少し積もるかもしれない。

ごいさんは幸いにして今日は仕事がお休み。誰もいなくなったリビングでお茶を飲みながら窓の外の雪降る様子を楽しんでいる。こんな贅沢な気分を味わいながら、働いている人に申し訳ないと思う。しばらくして小止みになったら駅前にあるスーパー銭湯に出かけていこうかなんて考えた。雪の露天風呂もそう入れるものではないし。

雪の日って静かでいいなと思う。落ちてくる音がしないだけじゃない。あのふわふわした雪がすべての音を吸収してしまう。いかにもし~んとしたあの静寂さが大好きだ。逆に雨は雨音があるからこそいいのだと思う。横浜じゃ1年に何回も雪が降るなんてことはないから、やっぱり何かにつけて雨の方が身近なんだよね。それだけに雪の日って神聖な感じがする。一瞬、静寂さの中で身が清められたかのような気になるよ。

ということで午後からスーパー銭湯に出かけてきた。雨に変わりつつある雪を見ながら露天風呂に浸かること1時間。いろんなことを考えたんだけど、家に帰ってきたらみんな忘れていた。夕方には雪も止み、少しばかり屋根に取り残された雪が今日一日の出来事を物語っているようだった。 

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