ブログの散歩 第16話 ~ 半リアル ~

今年になってブログで知り合いになった方とお会いする機会がだいぶあったのだが、皆さんイメージ通りで期待を裏切らない。いやそれ以上の好印象を受けた。さすがにごいさんが読者になっただけのことはある……なんて思ってみたのだけど、よくよく考えてみたら、これって案外当たり前の結果なんじゃないかと思えてきた。

実際に会う時のその人はまさしくブログの住人としてのその人だ。わずかな出会いの時間の中でその人のどれほどのことを知ることができるだろうか。逆にごいさんのどれほどを伝えることができるのだろう。でも正直に言えば努力してまでお互いを知る必要はないのかもしれない。お互いにブログの中の住人と同一人物だということが認め合えればそれでもう十分なのではないか。もちろんそれ以上のことを知りたいという思いもあるかもしれないがそれは必須ではない。

みんなブログを始める時ってどんな気持ちだったのだろう。新たな自分になろうとして始めたのだろうか。やってみて初めて新たな自分が見つかったという方も多いのかな。そうやって書き続けていくうちに、それまで生きてきた自分が本物だったのか、それともこうしてブログの世界にいる自分が本物なのか、本人にもよく分からなくなったりする。ごいさんもそうだ。ブログの中で新しい自分をいろいろと模索している。

ごいさんも働いている頃に比べてだいぶ変わったように思う。仕事をしている時はいろんな利害関係で苦しんだり悩んだりしてきた。退職した今は、それから解放され今まで隠れていた違う自分を前面に押し出そうとしている。見栄や虚勢を張ることもない。ありのままの自分だ。そんなごいさんを一人でも多くの人に理解してもらえたら嬉しい。そうして今度は実際の自分をブログの中のごいさんに近づけていく。

ブログを通してのお付き合いはどちらかというと自分のいいところだけを見せ合うようなものだけど、それでいいんじゃないかと思う。それだって間違いなくその人の一部だし、その仲間の人たちにとってはその一部こそがその人の全てなのだから。お互いが会うことでいかにもバーチャルからリアルになったような気もするけれど、まだまだ知らないことが多過ぎてリアルになったとは言い難い。半リアルといった感じだろうか。

さて、実際にブログの友達と会う時、相手がどんな人なのか、自分はどう思われているのかといろんな思いが交錯する。が、結局は杞憂に終わる。上にも書いたが、この時、決してブログのお付き合いの範疇を越えることはない。当然、お互いが持っている相手への期待感も裏切られることはない。そうして始まる半バーチャル、半リアルといった感じのお付き合い、これがちょうどいい塩梅で心地良い。ずっと大切にしたい関係だ。

 

先日、久しぶりに見た夕焼け。ふぅ~。f:id:goisan:20170717183757j:plain

 いつも拙い記事を読んでいただきありがとうございます。これからも末永くお付き合いください。