憂鬱な一日

ごいさんの学校では昨日で期末試験が終わり、今日からそのテスト返しが始まった。いつものことだが、生徒たちは返されたテストを見てあーだこーだと騒いでいる。今は悪い点数をとってもお互いに堂々と見せ合うのだ。ごいさんが学生だった頃を考えるととても信じられないことだ。悪い点数なんて誰にも見せたくない。いい点数をとってもこっそり喜んだよ。そういうのをあまりひけらかすなんてこともなかった。

でも、高校の時にいい点数なんて一度も取ったこと無かったなあ。普段はサッカー漬けの毎日で、勉強はテスト前の一夜漬けがすべてだった。といっても夜中の零時までが限界だったけど。これは大学受験の時も変わらない。テストが近づくと妙に重苦しい気分になった。勉強しなきゃいけないという重圧、それ以上にテスト期間中はサッカーができないという辛さからのものだったのだろう。あの頃はメキシコオリンピックで日本がメキシコを破って銅メダルを取ったころだ。ごいさんたちも大いに盛り上がっていた。それでもまだまだ人気のあるスポーツとは言えなかった。それが、今やワールドカップで日本中の注目を浴びている。これは実にすごいことですよ。ごいさんが高校2年生の時、「マネージャー募集してます。」って女の子に声をかけたら「汚いから嫌!」って素っ気なく断られてしまった。まだまだマイナーのスポーツだったんだ。

悪い点数を取った直後だけは、次こそは頑張ろうと心に誓うし実際に勉強の計画も立てるんだけど、たいがいはその通りにはならない。そしてまたサッカー漬けの日々を過ごし次のテストを迎える。その繰り返しだった。夏休みの計画なんかもそうだね。ものすごく熱心に計画を立てるのに、ほとんど実行しないまま夏休みの終わりがきてしまう。あれから何十年、こんなに年をとってもその性格はそうは直らない。今でも似たようなことを繰り返している。でも今は若い頃とは違って、次になんとかすればいいと言えるほどの時間は無い。やはりこの性格は修正しなきゃいけないよね。

そうなんだ。今日は別に代わり映えのしない普通の一日だった。実は、憂鬱な一日とは本当は明日の人間ドックに行く日なんだ。だったら人間ドックなんてやらなきゃいいじゃんと言われましてもねぇ~。だって車の点検は半年ごとにやってるし、車検は2年に1回、10万円以上かけている。まあ、人間様もやらんといけないのよ。ということで、ごいさんは明日がとっても憂鬱なんです。

この気持ちを誰かに訴えたくてブログを書くことにしました。

 

いつもとは違った道を歩いてみたら、水路沿いにたくさんの紫陽花が咲き誇っているのを見つけました。

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