ブログの散歩 第6話 ~ コメント欄 ~
今は、2時間ほどかけてブログを読むのが毎日の日課になっている。そんなに悠長な時間があるんだなんて言われそうだけど、ブログを読むのってかなり勉強になる。それにブログを読まなければ出会わないような関心のないことにも触れられる。
音楽や絵画などの芸術の分野はごいさんのもっとも苦手とするところだから、一人では絶対に開けない扉だ。また、さまざまな方の考え方を知ることは、その辺で売られている自己啓発の本よりもはるかに現実的で役に立つ。それに、各地の様子、行事、その土地へのさまざまな思いはこれまた市販の観光雑誌より新鮮で詳しい。この先世界を歩いてみたいと思っているから、外国で生活している方の様子も興味深い。料理や子育て関係のブログにも興味がある。レシピのようには作れないけど、読むだけでも十分楽しい。絵本やおもちゃなどの話題は孫へのプレゼントを考える上で大いに役に立つ。
毎日読んでいるブログ数は20を超える。これってまだ少ない方なのだと思う。でも今のごいさんにはこれぐらいが限度かな。一つ一つの記事を大事に読みたい。この2時間は、ごいさんにはとても有意義な時間である。いろいろな知識が得られるとともに、その方の気持ちを思いやる行為が自分の感性を高めているように思えるから。ごいさんの能力のせいもあるが、文章の場合だと最低でも2回読む。音楽も2度3度と聴くことが多い。読むほどに聴くほどに、その方の気持ちが伝わってくるようだ。
ところで、ごいさんのブログにはコメント欄が無い。理由は、単にコメントを書いていただくような内容では無いと思ったからだ。誰かに何かを訴えたり社会に対して意見を述べたりするものではなく、日常の出来事や自分の思いをただ書き記していくだけのものだから。誰かに意見を求めようなんて考えもしない。読んでいただくだけで十分嬉しいし、再度訪れていただければもっと嬉しい。
それなのに他の人のブログにはコメントを書いている。矛盾していると最初は思ったりしたが、その方のブログにコメント欄があるなら書いてもいいのかと思い直した。でも当然だけど、意見を言ったり批判したりはしない。ごいさんとは違う考えを持っている方もいるが、そういう方のブログを読むのも嫌いではない。世の中にはさまざまな人がいるから面白いのだし、そういう考えがあるというのを知るのが何より楽しい。そこに自分の考えを挟もうなんて思わない。その方の考え方は十分尊重されるべきものだと思っているから。
読んだり見たりしていいなあと思ったことを単純な言葉で書くようにしている。本当に他意は無い。その方に誤解を与えないように気をつけてはいるのだけど。だから迷う時や分からない時には口出しはしない。ごいさんのコメントには申し訳ないくらいに中身は無い。それでも「気持ちだけは届け」っていう思いで書いている。
自分のブログには何も書かせず、他の人のブログに一方的に書き込んでいる。自分でもずるいなあと思っているけど、もうしばらくこのスタイルでいかせていただければと思う。
いつか皆さんに意見を求める日が来たら、その時はぜひともお願いしたいと思います。いつも読んでいただきありがとうございます。
2月3日に上がったまん丸お月さん。本当は4日が満月だったのだけど。