横浜マラソン 初めての給水ボランティア

昨日、今日と横浜マラソンのボランティア活動に参加してきた。昨日は、ランナー受付の参加賞配布の仕事だった。受付開始直後は少しばかり忙しかったが、平均して1時間に2,000人ほどのペースだったろうか。この日は15,000人ぐらいの来場と予定されていた。遠くから来ているのか、スーツケースを引っ張っている人も多く見られた。小さいお子さんを連れてのお父さんやお母さんの姿も見られる。「明日はかっこいい姿を見せてあげてね」なんて思ったりした。

そしていよいよ今日は横浜マラソン当日。ごいさんの仕事は第15給水所での水の給水だ。朝7時30分に山下公園に集合してそこから給水所までバスで向かう。ここはD突堤と呼ばれているところで、普段は関係者以外立入り禁止になっている。だからここでは一般の人の応援はない。ボランティアの人たちの応援と、一緒に参加してくれている「ハマこい」の方々のパフォーマンスで盛り上げる。ちょうど残り7キロとなる35キロ地点で、ランナーにとっては最も苦しいところだ。ここでもう一度元気を出してもらい、最後まで走り通してもらうように応援する。 

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先頭が行って1時間ほどするとランナーが続々と登場し始める。予想以上に水が出ていく。必死にコップに水を注ぐ。ランナーを見ている暇もない。時折、ボランティアをやっている人たちの仲間がやってくるとそこで歓声が上がって盛り上がる。ごいさんもランナー仲間のS田さんが来るのを楽しみに待っていた。S田さんなら12時半過ぎくらいだろうと思っていたが、果たしてその通り12時35分に現れた。ごいさんは気付かなかったが、S田さんが一生懸命探してくれたようだ。おーっ、感動のご対面。恋人を待っていたかのよう。そして、一緒に写真をパシャ。いつものS田さんより速いペースだ。頑張っていますね。結局、彼は4時間38分でゴールしたという。今までの記録を10分近く短縮する自己ベスト。次に会う時は鼻高々だね、きっと。

スタートして4時間を過ぎた頃から歩いている人の割合が多くなる。日が差し始めて気温も上昇しているから、みんなバテているようだ。足を引きずっている人もいる。彼らにとって残り7キロはまだまだ遠い。もうすぐですよとも言えない。あと7キロと言うのもね。「もう一頑張り。頑張ってねぇ。ここまで来たんだから最後まで行こう。元気出してぇ。」そんなごいさんの声に応えてまた走り出してくれるランナーも多い。わざわざ寄ってきて有難そうにコップを受け取ってくれると本当に嬉しい。ごいさんも真似したい。

2時少し前に最後のランナーが過ぎて給水所の仕事は完了となる。今日は、初めて給水の仕事を担当した。初めこそ戸惑いと緊張感があったものの、馴れるとけっこう楽しい。そして、ランナーとボランティアメンバー、それにハマこいの皆さんのお蔭で、とても楽しい時間を過ごすことができた。本当に有難うございます。

友人のA美さんは今日も含めて3日間連続でボランティア活動に参加した。ごいさんが勧めたこともあって、どういう気持ちなのか心配したが、「家に帰ったら実感がわいてきた。ありがとうございます。」という彼からのメールを受け取って少しばかり安心した。

こうして、第1回横浜マラソン大会はごいさんにとって大事な思い出となった。 

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写真は、(上)山下公園に集合している所、(下)担当の給水場所