ブログの散歩 第9話 ~ お隣さん ~
ブログを書くときの流れは、まずはざっくりと書きそれを膨らませ最後にそれを整理して出来上がりという具合なのだが、最近はこの最後の所で悩むことが多くなった。ちょっとしたことでニュアンスが変わってしまう。自分でも読み返すたびに違ってくるなんてことも度々だ。読んでくれる人に上手く伝わるだろうかなどとあれこれ考えてしまうのだ。
同じようなことが皆さんのブログを読む時にも起こる。特に思いを綴っているような記事だと、簡単に読み飛ばすわけにはいかない。何度か読み直して初めて「ああ、そうなのか」などと合点したりする。そう思ったら、自分がちゃんと分かってもらえるような文章を書いているのか不安に思えてきた。それほどたいしたことも書いていないからどのように読み取られても困ることはないのだが、せっかく書いたものだし、ならば自分の気持ちをそのまま受け取ってほしいのだけど。
で、出来上がった文章を読み返してみるとなんかしっくりこない。自分で納得できないんじゃ、ちゃんと伝わるわけはないよね。「分かってよ」っと言ったって、皆さんが困っちゃう。とまあそんなこんなで最近のごいさんは最後の仕上げの段階でものすごく悪戦苦闘しているんです。
まあそれはさて置き、相変わらずブログ間の交流は見ていて面白い。お互いが隣人同士という感じですね。どこに行っても知り合いの方のスターが付いていて、たまに気まぐれによそ道にそれてもそこにも知り合いの方のスターが付いている。あら、ここにもいらしてたんですか。そうするとその初めてのブログにもまた親しみが湧いて、読んでみるとたいがい面白いのだ。知らない土地で懐かしい友に再会する喜び、最近はそんな楽しみ方もしているんです。
それにあちこちのブログに書いてある皆さんのコメントを読むのも楽しみの一つ。コメント自体は短いのだけど共感できるものがたくさんある。一つひとつがていねいに書かれていて、あんがい本音が出ているような気もする。自分にも実際にそういう時がある。他の方の記事を読んだ時に、「ああ、これってあったなあ」と昔を思い出しながら長めのコメントを書いてしまうなんてことがね。
ブログの読者になっている方やスターを付けてくれる方の顔も名前ももちろん知らないのだけど、とても近しく感じている。いろんなブログを散歩していて、その方たちが残したスターやコメントを見つけるたびに、また一歩その方に近づけた、そんな喜びを感じている。そうしてその方のイメージが、ごいさんの頭の中で少しずつ具体的な形になりつつある。現実の世界とはだいぶ異なるのかもしれない。それはきっとごいさんも。でも、それはごいさんにとっての素敵な夢の世界なんです。だからいいの……ですね。
さて、またお散歩の時間。明日は仕事だから早めに引き返さないといけないな。
う~ん、今にも雨が降り出しそう。