夏休み呑兵衛旅行の打合せ
昨日、夏の呑兵衛旅行の最終打合せということで、その仲間が久しぶりに集まった。もちろんメインは飲み会。旅仲間5人と旅行には行かれないけどいつもこの集まりに顔を出してもらっているY下さんの6人である。
この旅行は6年前から始まって、今までに青森、岩手、秋田、山形、石川(能登)、福井と出かけてきた。電車で現地まで行き、そこでレンタカーを借りて観光地を巡る。そして温泉宿に泊まっては地酒を嗜むという2泊3日の旅行である。
メンバーは、最年長で運転手のM橋さん。社会の先生で今年69歳。今でも教え子たちと月に一度の割合で哲学の論議をしているとういう。心優しき人で怒った顔を一度も見たことがない。この旅の企画、旅行業者とのやり取り、すべてをお願いしている、いや押し付けている。次に数学のO矢さん。彼はごいさんの高校の1つ先輩でもある。温厚でしっかりしていて、何かと頼りにしている。仲間で迷った時は最後の判断はたいがい彼に任せる。それから理科のS渡さん。この旅行仲間の中では一番若いのだがそれでも60歳を超えた。観光地や旅館の知識が豊富なので、その場所選びには彼の意見を参考にすることも多い。青森の蔦温泉や岩手花巻の大沢温泉などのひなびた温泉宿は、彼のお勧めによるものだ。それから1つ年下のI坂さん。国語の先生。彼の魅力は一言では語れないので今回はパス。ある時の飲み会で彼が「田酒」というお酒の話を持ちだした。「でんしゅ」という名前に何それということになり、それではそのお酒を飲みに行きましょうということでこの旅は始まったという次第。最後に社会を教えているY下さん。我々と10歳以上も離れていてまだまだ現役で仕事も家庭も忙しい。いつかこの旅行に一緒に行けたらいいなと思っている。いつもこの飲み会には来ていただけるだけで嬉しい。
この呑兵衛旅行で行ったところはそのほとんどがごいさんにとっては初めての場所だった。だからこの旅はとても新鮮で濃厚である。特に印象深かったのは、青森の浅虫温泉の旅館で聴いた津軽三味線の生演奏。感無量。そして岩手の旅行では三陸を見て浄土ヶ浜のホテルに泊まったのだがその翌年の3月11日に震災が起きた。ニュースで映像が流れるたびに身近な出来事として心が痛んだ。それと能登のホテルで見た御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)。これも強烈だった。加賀屋の仲居さんも素敵だったなあ。
今回は、城崎温泉と天橋立。もちろんどちらもごいさんにとっては初めて。小学生のような気分で今から楽しみにしている。この呑兵衛たちは知識の量も半端じゃなく、それに教え方も上手い。一緒にいて彼らの話を聞いているだけで、何度も来たようなそれくらい勉強になる。でもおそらくは2度と行かないかもしれない。そう考えると旅への期待が余計に膨らむ。そして、かけがえのないこの仲間たちとの思い出づくりを大切にしたいと思うのだ。
8月6日から8日の2泊3日、丹後半島へ出かけます。まだまだ先だけど。
写真は、神奈川県の甲子園予選。保土ヶ谷球場にて。