研修仲間との2年ぶりの再会

先週の土曜日に、昔の研修仲間との新年会があった。メンバーは全員で6人なのだが一人が都合で不参加だった。このメンバーと出会ったのはもう10年以上も前になる。それは、小学校、中学校、高校から集まってきた先生たちによる3泊4日の研修の場だった。それぞれの校種から2人ずつ集まり6人で一つの班となって活動する。内容は生徒指導や教育法規に関する事例の研究だ。そしてその集まりが今でも続いているというわけだ。ごいさんはこの2年間マラソン大会と重なって欠席していたので彼らと会うのは2年ぶりということになる。

ということで簡単にメンバーのご紹介。まずは班長さんのM嶽さん。中学校の体育の先生だ。女性ながらべらんめえ調の喋り方でなかなか迫力がある。2年前に小学校の校長先生を務めて定年退職した。続いてK田さん。穏やかで優しい語り口がいかにも小学校の先生らしい。やはり昨年小学校の副校長先生として退職している。次にH口さん。中学校で校長先生をしているが、この3月で定年退職になる。三浦に住んでいるので、三浦マラソンの時はいつも差し入れを持って応援に来てくれる。それから小学校の先生のK林さん。学校では校長先生なのだがこのグループでは一番若いから、当然のように永久幹事を押し付けられている。そして高校の先生ということでごいさんとH本さんの二人がいる。H本さんはごいさんと同じ数学の先生だ。今回はお会いできなかったのが残念だった。

この研修を経て、小学校、中学校の4人の先生は管理職になった。H本さんも総括教諭として活躍した。肩書きがないのはごいさんだけ。ごいさんもこの研修に参加したころは、校長先生になりたいという気持ちがあった。しかし管理職の仕事を知れば知るほどに興味がどんどん薄れていき、別な研修に参加した時にそれらの仕事が自分の性格に向いていないことを確信した。そのタイミングで母親にがんが見つかった。幸いに現在まで再発なく過ごしているが、その時は管理職としての仕事は全うできないと考えた。母はごいさんが校長先生にならなかったのを残念がっているようだけど、ごめんね。

それから残り10年の教員生活をどのように過ごしていくかを自分なりに考えた。ヒラのままでも何かできることがあるだろうとね。そのためには同僚も若い先生も自然についてきてくれるような魅力ある先生にならなければならないと思った。ただベテランというだけではきっと誰もついてはこない。そんなことを考えてもう少し頑張ることにした。もう10年以上も前の決断だったけれど、それは間違っていなかったと思う。

さて校種も違うし立場も違う6人のメンバーが集まると、話も多岐にわたって面白い。小学校や中学校のことはほとんど知らないから参考になることが多い。それに彼らの管理職としての苦労話なんかもけっこう勉強になるもんです。
次の集まりは8月。班長の一声で箱根の温泉に1泊ということに決定した。

 

ごいさんの前にずらりと並ぶお酒の瓶。もちろんみんなで飲んだんですよ。f:id:goisan:20160123193637j:plain