館山若潮マラソン2016(前編)
昨日、千葉県の館山で行われた館山若潮マラソン大会を走ってきた。今回の参加者はラン仲間のS田さん、Y村さんと自分の3人。土曜日、いつものように横浜駅に集合して11時55分発の快速特急に乗車。久里浜駅でお昼を食べ、フェリー乗り場まで歩いて向かう。午前中にぱらついた雨はすでに止んでいたが、冷たい風が吹いていて凍えるように寒い。
久里浜から千葉県の金谷までは40分の船旅。時間を惜しむように乗船すると早速にチューハイを買って決起集会が始まる。そしてお互いに明日の健闘を誓う。でもこういう呑兵衛たちってランナーの風上にも置けないでしょうかね。
金谷からJR内房線に乗って館山に向かう。前日受付とお楽しみの抽選会がある。その抽選会なのだが、昨年は全員がはずれだった。その前の年はS田さん一人だけが当たった。10人のうち4人が当たるという確率だから、今年は3人のうち2人は当たるだろうとみんなで思っていた。ところが、今年も全員見事に大はずれ。あり得ない結果にがっくりと肩を落とし会場を後にするお年寄り3人。きっとわびしい後ろ姿だったろうな。
宿は館山から2駅戻った富浦駅にある。駅からは3分という近さだ。毎年離れを借りるのだが何人泊まっても1万円という安さが魅力。それにご主人やおかみさんのアットホームな雰囲気に心も和む。
この日は夜遅くにサッカーのオリンピック予選の決勝戦があった。相手は宿敵韓国だから見ないわけにもいかないし、でも明日のマラソンのことを考えると……。というわけで前半だけ見ることにしたのだが、一点を失ったところで気落ちしたのかそのまま寝てしまった。朝ニュースを見て凄いことになっていたのにはびっくり仰天。劇的な後半だったようで見逃したのが惜しまれるけどしょうがない。
さて当日の朝を迎える。起床は6時半。顔を洗い昨日買った朝食を食べる。お腹に詰め込む感じだ。8時に若女将さんがいつものように会場まで送ってくれると言うのでそれに合わせて支度をする。これがとてもありがたい。会場の天候は曇りで風はなくじんわりと冷えている。走るには絶好のコンディションと言えるのだろうけれど待っているにはけっこう寒い。周りを見回してもみんなまだ走る態勢になっていない
散歩をしたりストレッチをしたりで最小限に体を動かしながら1時間ほど待って、いよいよスタート位置に並ぶことにする。Y村さんはCブロックの中ほどでサブ3.5を目指す。ごいさんは同じCブロックの後方で、昨年の記録3時間51分を切るのを目標にする。S田さんはEブロックからのスタートで不調に終わった過去2大会のリベンジに挑む。
さあまもなくスタート時間。どんなレースになるか。どんな顔でゴールインできるか。いつものように緊張感がどんどん高まってくる。