ちょっと興味のある3人の生き方

「まだまだ働けるよ」と妹は言う。実際、まだ働かなければいけない人もいるし、働くことに生きがいを見出している人もいる。でも、ごいさんはもう働くのはいいかなと思う。贅沢はできないけど、年金で日々の生活のやりくりはできる。働けばお金が入ってくるのは魅力だけど、残りの人生、何かもう一つぐらい本気でやってみたいと思う。今までは働くことは家族のためでもあったし、自分を成長させるという意味合いもあった。でも40年も働いたから、残りの時間はまずは自分のために使おうかなってね。

そこで今回は、そんなごいさんが興味を持っている3人を紹介しようと思う。

初めはテニス仲間のT次さん。ごいさんと同い年だ。今はごいさんと同じように非常勤講師をしている。一緒の職場で働いたのはわずか2年だが、なぜか気が合ってよく話をした。40歳を過ぎて自転車に乗るようになり、夏休みの休暇を利用しては全国を少しずつ回り、とうとう本土一周を達成した。これからは島巡りだと言う。冬になると毎週のようにスキー場に通う。今もまだモーグルをやっているというから驚く。そしてふだんはテニスだ。今でも相当な実力なのだが、今年はテニススクールにも通って腕を磨いている。来年あたりからどんどん大会に出てどこまでやれるか挑戦したいと燃えている。その考えはごいさんのマラソンと似たところがある。

次はI山さん。同じくテニス仲間。T次さんとは新採用からのおつき合いのようで、とても仲が良い。ごいさんはそこに割り込んだ形かな。来年の3月に彼が待ち望んでいた定年退職を迎える。退職したら小説を書くのに専念するそうだ。そのためにもう長いこと小説を書く塾にも通っている。これからの彼の主たる活動になるだろう。他にも音楽活動やテニス、マラソンもやっている。英語も流暢に話すし、できることはいっぱいありそうだ。

二人に共通するのは、やりたいことがはっきりしていること。その目的に向かって進もうとしている所がいかにもかっこよく見えて、すごい刺激を受けている。これからはお金を稼ぐより、時間をどれだけ有効に使えるかの方が大事に思えてくるのだ。そういう点で、目的のはっきりしている彼らが羨ましい。

3人目は、伊豆に別宅を構えるI坂さん。親友だ。気持ちの赴くままに生きているというのが何とも魅力的。いろんなことに関心を持っては実際にやってみて、また次の関心事へと移っていく。やりたいことをやりたいようにやり、生きたいように生きるといった感じかな。その時その時を十分に楽しんでいるように見える。こういうのってできそうだけどなかなかできないんだよね。

3者3様だけど、3人とも人生を楽しんでいるのが伝わってくる。そうして、思ったんだ。やっぱり人生は楽しまなければいけない……ってね。

 

今日はみなとみらいの花火大会でした。f:id:goisan:20160802200153j:plain

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