皇居ランと「BAMBI」

昨日、久しぶりに皇居を走ってきた。最初は23日と思ったが、よく考えてみたら天皇誕生日一般参賀があった。ふだん街を走る時は信号待ちで止まることが多いのだが、皇居にはそれがないから基本的には休まずに走り続けなければならない。そういう点で少しハードな練習にもなるのだ。多少冷たい風が吹いているが太陽も出ていてそれほどに寒くもなく走るにはちょうど良いコンディション。いつものように走る前は自信もなく走り出せば何とかなるだろうぐらいの感覚だ。

この日も最初の1周はキロ5分30秒ぐらいで行こうなんて思っていたのに、前を走るランナーに刺激されてついついスピードが上がる。2キロ過ぎて竹橋から乾門までの上り坂を一気に上りきるとそこからは4分台に突入だ。最初の1周(5キロ)は、26分06秒。さらに勢いが増してスピードが上がる。2周目は24分47秒。予定より飛ばし過ぎは分かっているけどもう止まらない。3周目を24分55秒で回って、最後の1周に入る。もともと最後の1周だけは全力でと考えていたのだけど、すでに全力気味で少々お疲れモード。でも最後はタイムを上げないと気持ちよく終われない。半蔵門からの下り坂になってラストスパート。この1周を24分33秒で無事に本日のラン終了。

実は今日の目的は、久しぶりに茗荷谷の「バンビ」というレストランに行くことだった。大学の時とお店の様子はだいぶ変わったけど、店構えには昔の面影が残っている。ちょっとした憧れのレストランで、ごいさんのような下流学生がめったに行くところではなかった。ふだんの食事は、学食か駅前の「梅もと」か「天米」、それにメニューの豊富な拓殖大学の学食だった。拓大では50円のハムカツ丼に10円の味噌汁を付けるのが定番。「梅もと」の天ぷら蕎麦は80円。「天米」の焼きそばは100円だ。この焼きそばの量が半端じゃない。高校生らしいのが大盛りを頼んだら食いきれなくて残していた。ごはんの大盛りはどんぶりを2つ重ね合わせる。だから具が乗らないということで天丼の大盛りはできない。学食のカレーは具がない代わりに福神漬けは盛り放題。ごいさんもみんなもいつも真っ赤になったカレーを食べていた。

そんな中にあってバンビはお洒落なお店だった。パスタやピザが中心で飲み物はワイン。何回も行ってないけどいつも女の子で一杯だった。跡見短大かお茶大の子かしら。残念ながらおつき合いのチャンスはなかった。他のお店はもうなくなっていて、バンビだけが健在。だからこの近くに来るとたいがい寄ってしまう。お店を見ると気持ちはもう学生時代。人生これからという若者に戻った気分で少しばかり元気が出てくる。こんな気持ちになることも若さを保つ秘訣かしら……なんてね。ごいさんの大学は卒業と同時になくなりこの界隈もだいぶ変わってしまって、その頃を思い出せるのはこのバンビぐらいなのです。

皇居で「バンビチャレンジ」をして、茗荷谷で「バンビランチ」を頂くのっていかがでしょう。700円でご飯の大盛りも無料ですよ。

 

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