佐渡トキマラソン 2017
23日の日曜日に佐渡トキマラソンに参加してきた。一週間前にかすみがうらマラソンで撃沈したばかりだというのにまた無謀なと思われる方も多いと思う。それにしてもなぜ2週続けてフルマラソンを申し込んだのかということになるのだが、それには多少の訳がある。実は4年前にもラン仲間のA美さんとこの大会に参加を申し込んでいた。ところが天候の悪いのが予想され事前にキャンセルをした。案の定、大会は悪天候の中で行われフルマラソンはハーフの距離に変更されて行われたという。その上、海も大荒れでフェリーは欠航し、多くのランナーが島に足止めになった。後になって丁重に参加賞のTシャツが送られてきたのだが、その時からいつかこのシャツを着て走りに行こうと思っていたのだ。
ずっと気にしていたのだが、たいていはかすみがうらと重なるか前後する。2週続けてのフルマラソンは4時間をやっと切ったばかりの自分には考えられないことだった。それがここにきてタイムが上がり少しばかり余裕が持てるようになった。走るなら今だろうと思えたのだ。しかし実際にはかすみがうらでの身体の消耗は激しくそれ以上に精神的なダメージも大きくて、さすがのごいさんもどうしたものか考えた。それでもやはり初志貫徹の気持ちは譲れなかった。
さて前日のお昼に佐渡に上陸して前夜祭に参加する。まずは金さんご夫妻によるトークショーだ。奥さんは実に可愛らしい人だった。お二人とも楽しそうでたくさんのことを話してくれた。続いて佐渡の太鼓集団「鼓童」のライブ。これがまた勇ましく素晴らしいもので、特に最後の大太鼓の演奏には心が揺さぶられる思いがした。
大会は、フルの参加者数が700名ほどで、ハーフなど他の種目を合わせても2,000名ほどのアットホーム的な大会だ。コースは微妙なアップダウンがあるものの概ね平坦。沿道にはお爺ちゃんやお婆ちゃんそれに小さい子供までたくさん応援に出てくれている。みんながこの大会を楽しみにしているそんな感じだった。
最初の10キロは51分05秒。次の10キロは51分34秒。そして30キロまでの10キロが53分11秒とそれほどには無理をしていないつもりだったのだが、途中からの強い向かい風とかすみがうらの疲れがどっと出てきたのとで30キロを過ぎてとたんに足が動かなくなる。それと合わせるようにして33キロを過ぎたところで時計の方もバッテリー切れ。充電するのをすっかり忘れていた。
35キロ過ぎくらいからは立ち止まることが多くなった。足が攣るというよりは精神的なダメージの方が大きいのかもしれない。ラスト1キロからはいつものようにみんなに応援してもらいながらゴールを目指す。そしてフィニッシュ。タイムは3時間46分31秒。意外なタイムに自分でもびっくり。よくぞ頑張った……ということにしておこうかな。
最後に沿道で応援してくれた皆さま、それにボランティアの皆さま、そしてこの大会を開いてくれた関係の皆さま、本当にお世話になりました。たくさんの温かい気持ちに触れることができました。ありがとうございました。