春日部大凧マラソン大会 2017
ゴールデンウィークも残り一日となった。TVからは高速道路の混雑予想が聞えてくる。現役で働いていた時のこの時期は関東大会やら高校総体などの予選会が目白押しで家族で出かけることはほとんどなかった。やがて時間ができた時には子供たちはもう大きくなっていて、一緒に出かけるなんて今度は子供たちの方から振られるようになっていた。
この年になると時間はたっぷりあるから、この時期にわざわざ混んでいる所にお邪魔するのは申し訳ないと思う。とは言え、世間がこれだけ騒ぐとちょっとぐらい覗いてきたくなるのも性分。そんなわけで4日に埼玉県の春日部市で行われた大凧マラソン大会に出かけてきた。今年で4回目の参加だ。親子連れの参加が多く、会場の庄和総合公園にはあちこちで家族だんらんを楽しむ様子が見られる。参加しているマラソン大会の中ではもっともファミリー的な感じがする大会だ。それらの家族に混ざって少しばかりゴールデンウィークの気分に浸ろうかという思いなのだ。
こんな感じだから、走り終わった後の焼き鳥とビールはなおさら楽しみだ。ただ、今までにまともに走り切っていないのも事実で、タイムの方はやっとこさ1時間46分台がベスト。アップダウンはないのだが、暑さと向かい風との戦いで、最後までまともに走り切れていない。そして今年も一段と暑くなった。スタートは10時なのだがすでに9時の時点で24℃。日差しも強くまだまだ上がりそうな勢いだ。
10時4分にスタート。この中途半端な時間は、たぶん途中の踏切の時間に合わせているのだろう。先頭はもちろん余裕なのだが、ごいさんたちのブロックだとスタートからキロ5分で行かないと3キロほど先の踏切で待たされることになる。大半のランナーはそれを承知しているので文句はほとんど出ない。ごいさんも去年は油断して待たされたが、今年は無事に通過する。
8キロぐらいから江戸川の河川敷に出る。風はいくぶん涼しいのだが、それでも日差しの強さにはかなわない。12~13キロぐらいから少しずつスピードが落ち始める。16キロ地点でようやく河川敷から解放されるのだが、今度は真正面からの向かい風との戦いになる。去年よりはだいぶ穏やかだが体が押し戻されそうになる時もある。ちょうどこの辺りから同じくらいのお年寄り数名と前後して走ることになった。歩いているのに近いような感じなのに抜くこともできない。どうにか最後だけは頑張ってフィニッシュ。タイムは1時間48分15秒と例年並みの結果だった。本当はもう少し頑張りたかったんだけど。
若干の熱中症的気分で、あれほど楽しみにしていたビールを飲む気がしない。池の端に座って家族のだんらんや終わった後の楽しそうな打ち上げの様子をしばらく眺めていた。ここのところ途中で挫折するレースが続いて、一時の自信みたいなものはどこかに吹っ飛んでしまったよう。少し休んで心身のリフレッシュでも図ろうかな……なんて思った。