テーネンジャー、屋形船に乗る

一昨日の土曜日に久しぶりにテーネンジャー8のメンバーで屋形船ツアーに行ってきた。前にも紹介したがこのテーネンジャー8というのは同じ職場で一緒に定年を迎えた8人の仲間で作った会である。本来は7月に行う予定だったのだが、幹事のごいさんが気づくのが遅れて、9月に延ばしてもらったという経緯がある。今回はみんなの交通の便を第一に考えて品川の「平井」という船宿に申し込むことにした。

さて屋形船ということで天候は気になるところだ。もちろん屋根があるから雨天決行なのだが、それでも雨が降れば面白さは激減してしまう。ということで週末のお天気を気にしていたのだが、どうやら天気は回復するとのこと。東京湾の美しい夜景を眺めることができればほぼ成功と言えるだろうから、これでまずは一安心と言ったところだ。

みんなとは品川駅で待ち合わせたが、ごいさんが行くとすでに全員が集合していた。みんなさすがに先生をやっていただけのことはあると改めて思う。こういうのは本当にスカッとしたいい気分になるものだ。それだけみんなの期待度も大きいということだと思った。あとは屋形船の雰囲気やお料理が彼らを満足させてくれるように願うだけ。

待合所で待っていると、他に数人の大学生らしきグループと若いカップルが4組ほど集まってきた。どうやら今日のお客さんはこれだけのようだ。船の大きさからいって50人前後は乗れるだろうから実にゆったりしたものだ。飲み物のお替りも頼みやすいし何と言っても動き易い。案の定、右に左にと移動してはパチパチと写真撮影を始めるお爺ちゃんたち。自分もだけどね。若いカップルたちには邪魔な存在だったかも。

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お台場周辺で40分ほど停泊するのだが、その間は屋根の上の展望デッキで周りを眺めることができる。レインボーブリッジやフジテレビの建物、自由の女神が見える。予想通り美しい眺めだ。船内に戻れば揚げたての天ぷらが次々と出され、お酒を飲む勢いも増す。それと意外に楽しめたのが、和服姿の若いお姉さんがマイクでいろいろ案内をしてくれるのだが、冗談も交えながらの話しぶりが実に上手いこと。このお姉さんの存在はとても大きかった。

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お台場で40分余りを過ごすと再びエンジンがかかり隅田川を上り始める。両側ガラス張りの船内からは外の夜景が綺麗に見える。やがて清洲橋の向こうにスカイツリーが見えてきた。今回の屋形船はここでUターン。こうして2時間半は大盛り上がりのうちに過ぎた。久しぶりだからもっと話もしたかったがこれだけ盛り上がれば幹事としても大満足。

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現役の時はそれほどに話もしなかった。ただ退職が一緒だけという縁で結ばれたメンバーなのだが、何故か会うたびに絆が強くなっていくのを感じている。同じ時代を生きてきた同志ということからか。それほどには相手のことを知らない。追及もしない。その程度の関係が過度の期待を持たせないというのがいいのかもしれない。さて次は忘年会だね。

 

「品川駅山手線ホームにある記念プレート」 

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