カメキチさんご夫妻に会う

はてな会」の翌々日に、カメキチさんご夫妻にお会いした。本当はカメキチさんも「はてな会」にお招きしたかったのだけれど、事故の後遺症で大勢の人の中にいることができないということだった。それでもせっかく京都に行くのにカメキチさんご夫妻にお会いしないで帰るというのももったいない。どうしてもとお願いしてなんとかお会いする約束を取り付けたのだった。

ブナさんから「茶寮都路里」というお店を指定されたので伊勢丹の開店とともにその店にまっしぐら。ところが約束の10時を過ぎてもお二人がなかなか現れない。どうしたのだろうと思っていた所に電話が入った。実は集合の場所は駅の中央改札口だった。またまたごいさんの早とちりで、早々にお二人に迷惑をかけてしまった。長い時間待っていてくれたようでカメキチさんは体が固くなってしまっていた。ブナさんからは強烈なパンチがさく裂……ということはなかったけど、「あ~あ、またやっちゃった。」と自己嫌悪。

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お二人に会うのは昨年の12月以来になる。いつ見てもお二人の夫婦漫才のような掛け合いが面白い。微笑ましいというのだろうか。ついつい笑いたくなるのを懸命にこらえる。それに時々聞こえてくるブナさんの京ことばがぽんぽんといい感じに響くのだ。京都の大学に通っていた友だちの下宿に泊まって遊びまわっていた若い頃、女の子が話している京ことばに憧れたものだった。

ブナさんにどんなに突っ込まれても、カメキチさんはニコニコしていて全く動じない。そりゃあそうだよね。もう何十年も2人でこうしてやってきたのだものね。特にカメキチさんが事故に遭ってからは二人三脚でずっとやってきた。そんな固い絆にちょこっと割り込もうなんて虫のいい話だとは思うけど、今の自分にはこのお二人の存在は極めて大きいのだ。

4年前の12月にカメキチさんのブログに偶然に出会った。何に心惹かれたのだろうか。まあ今さら思い出してもどうってこともないのだけどね。今はこうして素敵なお付き合いができているのだから。2年前の大阪マラソンの時に大阪駅の「時空の広場」で初めてお二人にお会いした。会うまでの緊張感、会った時の安心感、あの時の感動はきっと一生忘れない。それからはずっとごいさんを応援し続けてくれている。マラソンだけではなくいろんなことで励まされてもいる。

とにかくお二人と一緒にいると居心地がいいのだ。カメキチさんはとことん優しいしブナさんはいろんなことに気を遣ってくれる。二人と話していると自然と力みが抜けていく感じなのだ。お二人に会っていた時間は2時間余り。ブナさんお勧めの「都路里パフェ」もしっかりと頂いた。別れは淋しい。けれど、次にまた会えるという気持ちで過ごせるならそれもまた悪くないと思うことにした。何事も前向きにね。

帰りの新幹線の中でカメキチさんの言っていた言葉が心に響いていた。「お互い分からないことや知らないことがあったっていい。一番大事なのは『今』なのだから。」……ありがとう、カメキチさん。そしてブナさん。

 

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