京都の3日間
京都1日目。この日の午後にrecocaさん、いちごさんと会う予定なのだが、せっかくなので早めに行って伏見方面の散策をしようと考えた。しかし時間的にあまり余裕が無く結局行けたのはこの伏見稲荷だけだった。ご覧のように人人人。それも外国人の方たちがほとんど。そのパワーに圧倒されてしまう。
京都2日目。朝起きると昨夕から降り出した雨が相変わらず降り続いていて、この日に考えていた早朝ランは残念ながら実行できなかった。晴れていれば市内を走って回ろうなんてことも考えていたのだけど、さすがにこの雨じゃ無理だった。とういうことで、昨日に行けなかった同じく伏見にある龍馬ゆかりの寺田屋ともちろん伏見と言えばお酒ということでその辺を回ってみることにした。
酒に夢中になっていて酒蔵の写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。
午後になって雨が上がり日差しも出てきた。こうなれば走るしかないとソワソワし始める。2時過ぎにいちごさんご夫妻を京都駅でお見送りした後、ホテルに急いで戻り支度をして鴨川へと繰り出す。五条、四条と上がるにつれて人が増えてくる。日曜日ということもあって走っている人もけっこう多い。京都マラソンの時に鴨川は少しだけ走ったのだけど、今日はのんびりのんびりと。この感覚がいい。
鴨川から分かれて高野川沿いに修学院離宮の手前まで上がって北山通りを左に進み植物園前を通ってまた鴨川に出て下りてくる。今出川通りから京都御所に入ってその玉砂利をしっかりと踏みしめてたんたんと走る。一人だけ貸し切りみたいに走ってもったいないような気分だ。御所を抜けて丸太町通りから鴨川に戻り、そして鴨川沿いに下ってくる。三条、四条、五条、この頃は足も慣れてきてけっこうなスピードになっていた。人前では颯爽と走りたい、そんな気持ちかな。そうして十条の橋を渡ってホテルに戻る。走行距離22キロ余り。これもまた良き思い出となった。
ホテルで大浴場に浸かり一休みしてから、二条城のライトアップに出かける。多くの外国人の方が来ていたがすでに桜も散り内容的には少し寂しく感じられた。
京都3日目(最終日)。カメキチさんに会うことやチェックアウトのこともあったので、朝ランの代わりに少しだけ散歩を楽しむことにした。まだ空気はひんやりとしている。遠くに見えたのはお爺さんとお婆さんだと思うのだが話を楽しんでいる様子が微笑ましい。いつも京都の光景を紹介してくれているもりもりさんの世界に一瞬入り込めたような気がした。
正午を過ぎてカメキチさんご夫妻とお別れしてから三十三間堂に行った。いつ見ても千体もの観音様が並んだ様は圧巻だ。できるだけたくさんの観音様とにらめっこして歩くのが楽しみなんだ。今の自分にとって京都で一番好きな場所かもしれない。この後二条城にも行きたかったのだけど、ここでタイムアップ。最後に駅に向かう途中の東本願寺に寄って、御影堂の畳の上でしばし正座。こうしてじっとしているのが心地良い。京都の旅の最後はいつもこの正座で終わる。