湘南の風になれ!
一昨日の日曜日、湘南マラソンのボランティアに行ってきた。今回のごいさんの目印は神戸マラソンでもらった「幸せの黄色い手袋」。そして今回はお手製のメッセージボードを首から下げた。内容は、「湘南の風になれ!」「You Can Do It!君は強い!」「負けないで!前へ!」の3種類。
今日は茅ケ崎海岸の往路の11.5キロ、復路の25.5キロ辺りでのコース上誘導という仕事で、横浜マラソンの時と同じようにランナーの応援が主だった。スタート時間を過ぎて首を長くして待っているとnaoさんが軽快な走りで近づいてきた。1年ぶりのご対面。気持ち良くハイタッチを交わすとまた颯爽と遠ざかっていった。復路では気づかずに残念ながら会えなかったが、後で自己ベストを出したと知った。やっぱりという感じだね。
次にMacさん登場。ロスタイムのことが分からなかったけど、時計を見たら順調な走りをしている様子。勢いもあってか背中越しに声をかけるのが精一杯だった。復路もMacさんが見つけてくれた。ちょっと足を止めさせてしまって申し訳ない。横浜の時は足が攣ってけっこう辛そうだったが、今日は余裕が感じられた。サブ3.5達成を願いながら見送ったが、果たして見事にサブ3.5を達成した。やったねMacさん、ナイスラン!
次に現れたのは練習会で知り合ったI田さん。これまた向こうから気づいていただいた。連絡もしていなかったからごいさんを見つけたのは奇跡に近い。練習の時のように、長いストライドでごいさんの前を軽快に駆け抜けていった。彼にとっては初マラソンだったが、結果は3時間36分台と鮮やかなデビューを果たした。最後の10キロで58分台まで落ち込んでしまったけど、次回では余裕でサブ3.5を達成できるだろう。やる気も十分、彼の進化は始まったばかりだ。
最後に現れたのは35年ほど前の同僚のI川さん。その後も定期的に会ってはいたがここ数年はご無沙汰していた。彼のマラソン歴はごいさんよりはるかに長い。昨年、校長先生として退職を迎えた。彼のタイムはちょうど5時間。ごいさんに会った時もそうだけどのんびりとマラソンを楽しんでいるようだった。
今日はとても楽しく感じた一日だった。みんながそれぞれに目標に向かって懸命に走っているのを見て、自然と「頑張って」という声が出る。そんなごいさんの声に多くのランナーが反応してくれた。手を振ったり、「ありがとうございます」と返してくれたり、ニコッと微笑んでくれたりと様々に。まさしくボランティア冥利ですね。
ボランティアや応援の人たちの声や微笑はランナーに勇気と人の優しさを伝える。走っていてふと温かい気持ちになれる。一方でボランティアの方もランナーから返ってくる「ありがとう」という声や微笑にどんなに癒されることか。本当に素敵なことだ。
もし近くでマラソン大会が行われていたら、皆さんもぜひ見に行かれたらいいと思う。きっと声を掛けたくなる。そこには温かい出会いがあって、そうしてその後しばらくはきっと優しい気持ちでいられる。イライラ気分なんてどこかに吹っ飛んじゃう…と思う。