名古屋二人旅

ぎふ清流マラソンを走れなくてちょっと落ち込んだ状態で名古屋の宿に戻ってきた。この宿は、ブログ仲間のrecocaさんが予約してくれたものだ。岐阜でマラソンを走るということを話したら、名古屋に良い宿があると言う。彼は名古屋出身なのだ。ついでに名古屋の街を案内してくれると言う。そのために彼はわざわざ東京から一日遅れでやってくるのだった。10歳以上も大先輩の彼がわざわざ東京からやってくる。言葉では上手く表せないけれど、何ともありがたいことだ。

夕方6時ぐらいに彼の部屋から内線があった。去年の暮れのクリスマスパーティ以来、久しぶりの再会。だけどそういう感じは全くしない。彼は、ブログの記事そのままに実直な人だ。彼のような人が戦後の日本を立ち直らせてきたのだというのがよく分かる。そして今もまだ彼はいろんなことに挑戦しては進化を続けている。なんとも魅力的な人なのだ。

部屋でひとしきり話した後、夕食を食べに行くことになった。名古屋の名物を味わってもらいたい、名古屋のいろんなことを知ってもらいたい、そんな彼の熱い思いが伝わってくる。そして見つけたのが、名古屋名物ひつまぶしのお店。お店の構えを見ればそのお値段の見当もだいたいつくが、どうせ食べるならいいものを食べたいという気持ちが勝った。

翌日に真っ先に案内してもらったのは名古屋城。金シャチが眩しい。本丸御殿が新しくなったということでなかなかの人気だそうだ。9時の開園時間前には着いたのだが、すでに入場券売り場には列ができ始めていた。お目当ての本丸御殿に入るのにさらに20~30分ほど並んだろうか。真新しい本丸御殿も、これから月日を重ねてますます魅力的になっていくのだろう。名古屋城を後にする頃には、入場券を購入するための列が200mほどに延びていた。早い時間に来て大正解だった。

f:id:goisan:20190429091505j:plain

f:id:goisan:20190429091637j:plain

f:id:goisan:20190429100241j:plain

f:id:goisan:20190429100803j:plain

続いて名古屋のテレビ塔。耐震工事で立ち入ることができなかったのがちょっと残念。次に大須観音浅草寺みたいな感じで、浅草の仲見世に似た大須商店街は溢れんばかりの人で賑わっていた。そして最後はテレビでよく見かける熱田神宮。観音様といい熱田神宮といい、キリスト教徒のrecocaさんとは全く縁の無い場所だ。わざわざ自分のために案内してくれるというのが嬉しい。ちなみにこの日のお昼はおかかがたっぷり乗ったきしめん

f:id:goisan:20190429110158j:plain

f:id:goisan:20190429125442j:plain

f:id:goisan:20190429125642j:plain

f:id:goisan:20190429141928j:plain
帰りの切符は別々に購入していたが、時間を変えてもらって一緒に帰ることができた。前日の夕方から新横浜に着く夕方6時まで、寝ている時間を除けば12時間以上も彼と話し続けた。不思議だ。年齢もだいぶ違うし、やってきたこと、それに考え方もきっと違う。そんな二人がこんなにも長い時間を二人だけで過ごせるなんてね。きっと彼の周到な準備のおかげだ。ごいさんと歩くために足腰も鍛えてきたという。実際この日は12キロ近くも歩いた。

来年は常滑中部国際空港の方を案内してくれるということだから楽しみにしていよう。もちろんぎふ清流マラソンをしっかり走ってからね。彼のおかげで、ショックも癒え、楽しい旅となった。

f:id:goisan:20190429145137j:plain