北京冬季オリンピック、母の誕生日
4日から始まった北京冬季オリンピックも昨日20日で幕を閉じた。ごいさんも多くの時間をテレビの前で費やした。なんだかんだあっても、やっぱりオリンピックっていいなと思った。勝っても負けてもお互いの健闘を称えあうというシーンは本当に素晴らしい。きっとスポーツをしている子たちの心にも大きな影響を与えるはずだ。そうして何よりも世界中から多くの選手が一堂に集まって競技ができるのが素晴らしい。短い期間だけど正にみんなが地球人だった。
東京オリンピックではコロナ禍での自国開催ということもあって素直に楽しめなかった。もちろん選手たちは一生懸命だったしたくさんの感動を与えてくれたのだけど、それと同じくらいいやそれ以上に払った代償も大きかった。でも今こうして北京でのオリンピックを見ていると、その国のコロナのことなどすっかり忘れている。つくづく矛盾していると思うけど、東京オリンピックも海外の人から見ればそうだったのだろう。やっぱり自分の国のことは自分たち自身がちゃんと分かっていなきゃいけない…んだね。
さて話は変わって、昨日は母の92回目の誕生日だった。ごいさんは先週の木曜日にいつものようにまあるいケーキを買って一足早くお祝いをしてきた。プレゼントはこれまたいつものようにスーパーオオゼキの商品券。品物は何を買ってあげてもそんなに喜ばないし、お金をあげれば使わないでしまっちゃう。さすがに商品券は使うしかないようで、時々それで好きなものを買っているみたいだ。商品券をあげるのは誕生日、母の日、お中元、敬老の日、お歳暮、お年玉の年6回。今では、母もそれなりに楽しみにしているようだ。
さすがに元気だった母も年を取ってきた。今年の介護認定の関係でディサービスも週二回だったのが一回になってますます行動範囲が狭まってしまった。せっかくできた友達とも会えなくなってしまったみたい。本人は強がっているけれどふつうは寂しいんじゃないかな。おしゃべり好きの母だから毎日のように一人で家にいるのはどうなんだろうと思ってしまう。帰る頃に「95歳まで生きるのが目標だよ」と言ってくれた。ここのところ「もういつ死んでもいい」と言うばかりだったから、それを聞いて少し嬉しく思ったよ。