しまだ大井川マラソン in リバティ 、走ってきました。

10月25日土曜日、大会の前日である。宿泊先は焼津の「松浦旅館」。近くには焼津漁港があって海の匂いも豊かだ。ごいさんも小さい頃、海のそばで育ったから潮の香りは大好きだ。

宿に荷物を置いて、静岡の地酒で有名な磯自慢の蔵元を訪ねることにする。さすが呑兵衛ランナーたちだ。片道30分なんてどうってことないという歩きっぷりだったが、お店には本日臨時休業の紙が貼ってあった。残念だが記念撮影だけして戻る。夕食は「地魚定」というお寿司屋兼定食屋さんで摂る。さすがに魚料理が旨い。宿は素泊まりで約4,000円也。明日のことを考えて早めの消灯と相成った。

さて、昨年とは違って不安だらけの朝を迎えた。朝食をさっさと済ませ、7時23分の電車で島田に向かう。到着すると街はすでにランナーで溢れている。荷物を預けてトイレを済ませるともう30分前。ごいさんのゼッケンはピンク、Cブロックだ。なんだか嬉しいぞ。今日の目標は、4時間切りとゼッケン番号2900番台を切ることだ。やっぱりスタート前は緊張する。それにこの時点でもフルを走れる自信が湧いてこない。これだけ臆病になるのも久しぶりだ。

そしてスタート。最初の1キロは5分36秒、そんなに遅くないペースだ。次の1キロが5分24秒とほぼ予定通り。この辺は街中で応援の人も多い。そして島田宿川越遺跡の古い家並みを抜けていくと、大井川が見えてくる。いよいよここからが本格的なコースとなる。

大井川を右に見ながら河口に向かってたんたんと下っていく。最初の10キロは54分43秒、次の10キロが53分58秒とここまでは順調。ここで折り返して今度は上流に戻っていく。少しずつの上り坂で、ペースが落ちてくる。それでも30キロ地点は2時間46分27秒で通過。このまま持ちこたえれば4時間切りなのだが、相当辛くなっている。

32キロ地点でついに4時間のペースランナーに抜かれる。まだネットタイムならという思いでついていくが、思うように足は進まない。33キロ地点でその差が開き始める。ちょうど大エイドステーションに差し掛かったあたりだ。諦めたわけではないが、ここで熱々のチキンラーメンを頂く。この時点でもキロ6分でぎりぎりというところだったが、ここから残り9キロが異様に長い。36キロ過ぎで両足が攣り、走っては止まるというパターンで、キロ7分台に落ち込んで万事休す。

せめて4時間10分を切りたかったから、最後の1キロは応援の声援を受けて休まずに走り切ったもののタイムは4時間10分39秒。フルマラソンの自己ワースト記録になってしまった。それでも男子総合順位は1520位。年代別では52位といずれも昨年を上回ったのがわずかながら救いだ。朝の天気予報では、曇りから雨となるはずだったのに、結局ほとんど晴れで気温も上がり蒸し暑かったから、全体的にタイムが落ち込んだのかもしれない。

Y村さんも残り数キロで足が攣り全く走れない状態になってしまったという。焼津に戻ってお風呂に入る。みんなもかなり疲れていたので、帰りは静岡から新幹線を利用することにした。まあこれもいいかな。おかげで家に早く帰れたし、明日も仕事だしね。

最後になりましたが、応援してくれた皆様、ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。

ちょっと悔しいレースだった。4時間を切ってちょっとばかし格好をつけたかったから。やっぱりもう少し長い距離を走っておかなきゃダメだね。気持ちだけでなんとかなるって、やっぱり甘かった。次のフルは11月23日のつくばマラソンだ。それまでに少しでも修正しなければ……ね。

 

写真は、宿のそばの焼津の漁港。海の匂いっていいなあ。f:id:goisan:20141025155808j:plain