かすみがうらマラソン2022

鹿児島の旅その3を書く前に、17日の日曜日に行われたかすみがうらマラソンの報告をしたいと思います。

自分にとっては2020年1月に行われた勝田マラソン以来2年3か月ぶりのフルマラソンとなる。昨年12月にエントリーした後で膝のトラブルを再び発症。ドクターからは1月上旬までランニング禁止を言い渡された。それでもこの大会が頭にあったから週に2回ほどのジョギングをこっそり続けていた。そして1月9日に行われたハイテクハーフマラソンに出場。タイムは2時間をほんの少し切ったぐらいだったがもう最後は抜かれっぱなし。これが現実かと思うと本当に情けなかった。

この後ドクターからは再度の厳重注意。3月の三浦マラソンも中止になったことで2月中はランニングは自重することにした。かすみがうらマラソンもコロナの再拡大で中止になるのではと思った。いや中止になってくれないかと願った。しかし一向に中止になる気配はなく、そのうち東京マラソンが行われて、さすがの弱気の自分も練習を再開せざるを得なくなった。

しかし膝の方はまだ本調子ではない。ただ何もしないで棄権するのも嫌だった。とにかく完走を目標に走ってみよう。今走らないとフルマラソンは二度と走れなくなるような気がした。大会の一週間前にロングランを強行する。4時間で33キロ走れたことで本番の雰囲気を考えるとどうにか5時間あたりが見えてきた。となれば最後は歩いても6時間以内にはゴールできるという確信を持つことができた。

当日は、ごいさんはCブロックで第3ウェーヴ、9時55分のスタート。もう何度も走っているフルマラソンなのに今日は初めてのようなかなりの緊張を覚えていた。もうコースを熟知しているかすみがうらマラソンとは言え、自分の練習量を考えれば決して無理はできない。過去の栄光だけで走れるものじゃない。プランとして、ハーフまでをキロ6分30秒、30キロまでをキロ7分、それ以降を7分30秒と考えた。これで5時間は切れるはず。

さて実際に走り出してみると予想外に足取りは軽かった。沿道の応援も嬉しい。やっぱりいいもんだなあと思う。応援されるたびについついスピードが上がる。つくづく自分はお調子もんだと思ったりする。タイムの方は最初の5キロが29分03秒、次の5キロが28分02秒。そして15キロ地点までの5キロが28分23秒で次が28分52秒。そしてハーフの地点を2時間0分44秒で通過する。残りをキロ9分で行っても5時間切りが見えてきてほっとする。

かすみがうらマラソンは平坦な道のりが続くここからがきついのは皆さん承知の通りだ。今までに何度挫折感を味わったことだろう。当然今回もタイムは落ちていくのだが、それでもいつもと比べてそんなにひどくはない。25キロまでの5キロは29分24秒、次が30分13秒。プランではキロ7分だったから大いに頑張っている。そして30キロからの5キロが32分44秒。40キロまでを34分24秒で凌ぐ。

さすがに苦しい。止まったり歩いたりする時間が増えてくる。そんなごいさんを応援してくれるのは本当に嬉しい。ここに来てようやく緊張感が取れ嬉しさが込みあげてくる。最後はその応援に応えながら力を振り絞る。そしてフィニッシュ。タイムは4時間15分35秒。順位は3050/7235。満足過ぎるほどの大満足。ここから4時間切りを再び目指すのはかなり厳しいだろうけれどもう少し頑張ってみようという気持ちになった。

最後になりましたが、たくさんのボランティアの人たちにはただただ感謝しかありません。本当にありがとうございました。大会関係者の皆さんも困難な状況の中で開催していただきありがとうございました。そして沿道で応援してくれた皆さんも本当に本当にありがとうございました。思い出に残る素晴らしい大会でした。