2018 つくばマラソン

神戸マラソンが当たったこともあってその翌週のつくばマラソンは走らないつもりでいた。だからエントリー開始の当日は高みの見物と言ったところだった。案の定、Rネットは待ち表示が続きほどなくして受付終了となった。しばらくしてからSエントリーの方はどうかと覗いてみたらなんとまだエントリー受付中。さてここで考えてしまった。これはやっぱり縁なのかと。

実はこのつくばマラソンは一昨年は岡山マラソンの一週間後に、その前の年は金沢マラソンの一週間後にと2週続けてフルマラソンを走っているのだ。そしてどちらもつくばの方がタイムが良いと来ている。もちろん今の状態を考えれば、今までのようにいくはずもない。でももしこれが縁ならば、練習の一環として走ってもいいかと考えて申し込むことにしたのだった。

そんな突然のエントリーということで今回は単独での参加。始発の電車に乗り、エクスプレスの終点つくば駅から歩いて、8時少し前に会場に到着した。はてブロの陣地に行ってびあーさんと古本屋さんにご対面。久しぶりで懐かしい。他にも何人かいらしたようだが面識がない。そうこうしているうちに更衣や荷物預けなどで慌ただしく動きが始まった。

今回のごいさんはEブロックで第3ウェーブでのスタートだ。ゼッケンは7000番台。今のごいさんならこれでも十分すぎる場所かもしれない。1週間前の神戸マラソンが終わった後、水曜日まで鼻水が止まらなかった。膝の調子も相変わらずでおまけに足底筋膜炎も発症中とあって、ともかく今日は完走できればいいという弱気な気持ちでやって来た。

第1ウェーブが9時ちょうどにスタートして、その10分後に第3ウェーブがスタートを切る。5つのウェーブに分かれているせいかそれほどの混雑もなく速さも適度でストレスは感じない。流れに身を任せて最初の1キロを5分16秒で入る。次の1キロが5分17秒。つくばは慣れているせいもあって足取りが軽い。それでごいさん少しばかり欲が出た。この調子でとりあえず20キロまで行ってみようかと。

もちろん最後は撃沈覚悟。ということでまず序盤の5キロを25分51秒、次の5キロを25分12秒と最近にはない速さで通過。呼吸も乱れずに苦しむこともなく20キロまでの10キロも50分57秒で通過する。次の5キロを25分52秒で凌いだが、この先に緩い上りがあって確実にペースが落ち始める。30キロ地点を前にしてさすがにバテてきた。この5キロはやっとのことで26分48秒。予想したことだけどこの辺りが今日の限界と言った感じ。

エイドで休む時間も増えてくる。どうにか大学の構内に戻ってきて40キロ地点を通過する。この10キロは58分26秒。60分を切っただけでも満足。そして残り2キロを切った辺りで、ロッキーの音楽が聞こえてきた。そう、あのロッキーおじさんがいたのだ。引退と聞いて残念に思っていたのだけど。「ロッキー」って叫んで拳を突き上げたら、ゆっくり手を振って応えてくれた。

思わぬ応援をもらって、ラストスパートに入る。42キロ地点のコーナーを回って195m先のゴールに全力で飛び込む。タイムは3時間45分34秒、順位は3900番台。神戸のタイムを2分ほど上回った。今回のレースで10キロ50分のペースで少なくとも25キロ付近までは走れるという自信が少しばかり復活した。

今年はいつも以上に多くの人が応援してくれていたように感じる。そしていつものようにたくさんのボランティアの人たちが盛り上げてくれた。本当にありがたい。つくばは初めてサブ4を達成した大会で寄せる思いも強い。お祭り的要素は少ないけれど自分の力を測るにはもってこいの大会だと思っている。そして、何より紅葉が鮮やかで美しい。

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