熊本城マラソン2019
先月の17日に熊本城マラソンを走ってきた。記事にするにはずいぶんと過ぎてしまったが、記録として書き残しておこうと思う。
大会前日、熊本空港から会場に向かい受付を済ませて、早速に熊本城へと向かう。今回の大きな目的だ。高校2年生の時に修学旅行で訪れて以来ちょうど50年ぶりとなる。大きなクレーンを使って懸命に修復作業が続いているようだが、どれくらいかかるだろう。石垣の崩れたありようは戦国の戦に敗れた後のそんな感じだった。熊本城の後はこれまた懐かしい水前寺公園に向かう。当時に撮った写真の通りの変わらない姿だった。
さて大会の方だが、相変わらずの不安だらけの状態だ。それでも前回の勝田でフルを走り切ったという気持ちがあるから多少はゆとりを持てた感じだった。ごいさんはBブロックからのスタート。今はこのゼッケンがどうにもプレッシャーに感じる。ラストのフィニッシュ地点の熊本城まで駆け上がることを考えると気が滅入ってきて、相変わらずテンションが上がらない。
1分26秒遅れでスタートラインを通過する。あ~あ、なんと足が重いんだろう。それでも沿道の声援に応えながら走っていると少しずつ足が軽くなってくる。勢いのあるランナーが次々と自分を抜いていく。最初の10キロは52分12秒で通過。次の10キロが51分05秒。まだまだ元気に走るランナーが多い中、ごいさんはだいぶへたばってきた。
そして30キロの10キロを52分06秒で通過。前回はここで力尽きたが、今回はもう少し頑張れそう。勝田の時よりちょっとだけでも前進したい。スピードは落ちるが次の5キロを27分52秒。ここで今日のレースは終わった感じ。今の状態ではまともな練習もできず完全に力不足。応援してくれる人に応えながらも足を止めてしまう。再び走り出すと温かい声援と拍手で励ましてくれる。沿道の応援は本当に優しくてありがたかった。
最後の熊本城への上り坂ではほとんど歩いているような状態でどうにかフィニッシュ。タイムは3時間47分32秒。これで今年度のフルマラソンは終了。年齢とともにタイムが落ちるのはしょうがないと思うのだけど、来年はもうちょっと頑張れるといいな。
でもフルマラソンはやっぱり楽しい。沿道から声援をもらって走っている、走ることができる自分はなんと幸せなんだろうと思う。今回も熊本の皆さんの温かい声援は本当に心にしみました。熊本の復興、心より願っています。