伊豆の友と語らう
先日、焼酎とウィスキーの小瓶を持って、伊豆に住む友のところに出かけて行った。いつものように唐突の申し出だったが、これまたいつものように二つ返事の答が戻ってきた。彼は今までにごいさんの申し出を断ったことがない。こんな風にわがままが言える友がいる。なんて幸せなことなんだと思う。
自分でも自分は明るく元気だと思っているし、多くの仲間もきっとそう思っているはずだ。みんなが楽しくしているのを見るのが好きだし、そんな中に取り残された人を見つけたらまず自分が何かしなきゃいけないと思う。おせっかい焼きというか。そんな自分だから、誰も自分が暗い性格だなんて思わない。逆にそんな感じだから、みんなの前で弱気な自分を見せたくない。いつも強く頼られる自分でなければいけないと思う。
でもね。本当はそんなに強くない。一人になった時のくたびれようは誰にも見せられない。悩んで愚痴をこぼしたい時もある。仲間はたくさんいるのだけど、そして誰もがきっと真剣に聞いてくれるのは承知なのだけど、そうは簡単でもない。弱い自分を見せられる友は限られている。
僕は伊豆に住む友を親友だと思っているが、彼がごいさんのことをどう思っているか分からない。彼には彼を慕って集まってくる仲間がたくさんいる。彼の魅力だ。その中にはいわゆる親友もいるだろう。でも自分がどういう存在なのかはどうでもいいことなのだ。何故って、会いたければいつでも会ってくれるのだから。
とまあ、彼の作ってくれた寄せ鍋を食しながら話が弾む。日々のこと、これからのこと、もちろんブログのことも。ごいさんが愚痴れる相手、どんなに弱い自分を見せてもそれでも信じてくれる友。そんな心地よい時間は過ぎ、気持ちよく床に就く。
彼はとことん自由人。思ったように生き、生きたいように生きている。誰とも比較することなく己が道を歩いている。その日が楽しければいい。夜にお酒にありつける金があればいい。そんな感じ。いいなあ。いつも何かにシャカリキになっている自分とは大違いだ。憧れるけど、たぶん自分には絶対にできないことだと分かっている。でも彼と一緒に話している時は、自分もそんな気分に浸っている。不思議だね。
翌日はこれまた同じように爽やかな朝を迎える。さあ、また頑張るかあ。