サイモンとガーファンクル、そして「卒業」

ごいさんも音楽を聴くのは好きだ。気に入ればジャンルは別に問わない。小さい頃は、両親の影響もあって村田英雄の大ファン。中学の時はモンキーズの「デイドリーム」でみんなで踊った。高校の時は様々な曲が溢れていた。大学生になるともっぱらフォークソング。一丁前にギターを弾いてみんなで歌ったりした。

どの曲もごいさんの人生を彩ってくれていて思い出深いのだけれど、その中でもずっと飽きないで聴いているのは、サイモン&ガーファンクルの曲だ。今も朝の通勤時や長い距離をゆっくりランニングする時、そして一人で車を運転する時などには必ず聴いている。彼らは、ごいさんのもっとも好きな音楽ユニットなんだ。

高校1年の時、あの「卒業」という映画で彼らの曲と出会った。「卒業」という映画は、ごいさんの前後の世代の人たちならよくご存じですね。ごいさんは10回以上も映画館に足を運んだ。ダスティン・ホフマン演じるベンジャミンに自分を投影していた。近い未来の自分の姿をダブらせていた。エレーンを演じるキャサリン・ロス。彼女の大きい瞳、そして悲しげな表情。そんな異性にも心を惹かれたのだと思う。その頃のごいさんは彼女の虜になっていた。それからミセス・ロビンソン役のアン・バンクロフト。ひどい女だと思いながらも、大人の彼女の魅力に惹かれていたのかもしれない。多分その頃のごいさんは映画の内容を本当には理解していなかった。ラストの場面、教会でベンがエレーンを奪い取るシーン、そしてバスの後部座席に座って思わずにっこり笑うシーン。そこに「サウンド・オブ・サイレンス」が流れて映画は終わっていく。その時のごいさんは間違いなく二人の幸せを祈っていた。まだまだ何も知らない時代だったね。ごいさんは、すぐに影響されるから、それ以来バスに乗る時は後部座席と決めている。もちろん隣りにエレーンらしき女性はいないけど。本当に情けないほどに単純明快。

彼らの曲はどれを聴いてもいい。でも「卒業」で使われた「サウンド・オブ・サイレンス」「スカボロー・フェア」「ミセス・ロビンソン」は、ちょっと聴いただけでわくわくしてくる。そしてその瞬間に、心はちょうど高校時代の多感な時にタイムスリップする。当然だけど、気持ちも若くなって元気が出てくるのだ。だからテンションの上がらない朝の通勤時やランニングのモチベーションを高めたいときなんかにはまさにうってつけの曲なんだ。もちろんこの他にも「明日に架ける橋」や「冬の散歩道」、「ボクサー」などなど、みんなみんな素敵です。

二人のハーモニーは最高。一日中、彼らの曲を聴いていても飽きることはない。あっ、一応言いわけしておくけど、もちろん他のアーティストの曲も聴いている。でも青春時代のときめいていた時を思い出させてくれのはやはりこのお二人さんが一番なのです。

きっとこれからもずっと聴いている。ずっと、ずっとね。

 

昨日、皇居で練習会。17キロ過ぎ、熱中症気味でダウン。お酒も飲めず……悲しい。写真は、ランステーションで使用した神田神保町のサクラホテル。f:id:goisan:20150620171951j:plain