高校入試とボランティア研修会

昨日から神奈川県の公立高校の入試が始まった。昨日が学力試験で、今日と明日は面接試験が行われる。この入試の業務はこの日の学力試験から始まり、今日明日の面接試験、それに来週の月、火の採点作業と丸々一週間かけて行われる。少しのミスも許されないから、採点も点検も何度も繰り返す。今年から一部にマークシートが導入されたが、全体としてあまり楽になったという感じではなさそうだ。受験生のことを考えればしっかりやることは当然なのだが、集中力の維持と緊張の連続でこの作業が終わる頃には精神的にも体力的にもくたくたになってしまう。今年も無事に終わることを祈りたい。

そしていつもながらに、自分の高校受験の頃が思い出される。50年ほど前のその日の朝は、前日に雪が降って校門から校舎へと続く坂道が凍っていた。友だちとふざけながら歩いていたごいさん、突然足を滑らせて思いっきりお尻を強打。カバンの中のものもみんな勢いよく飛び出した。一瞬「滑った。」と思ったけど、痛いお尻を手で押さえながら急いで飛び散ったものを拾い集める。それを見ていたみんなが大笑い。緊張感までどこかに飛んで行ったみたい。その頃からのごいさんらしいドジさ加減です。

ごいさんが中学生の頃は厚木飛行場に近い所に住んでいたのだが、ここにはまだ学習塾というものは存在しなかった。だからみんな勉強は学校でやるぐらいで、あとはたいがい遊んでばかりだ。実際、ごいさんも中学3年生になって、友だちに誘われて1年間新聞配達をやった。朝の4時に起き、自転車で2時間ほど配って帰ってくる。ご飯を食べて学校に行く。放課後は仲間とサッカーをやったりして遊ぶ。そして夕食を食べて9時には就寝。今思えばいつ勉強していたのだろう。妹は「あんちゃんは勉強が好きだから」といつも言っているから、勉強しているのを見ていたのだと思うのだが、自分の記憶にはまるで残っていない。そんなことを考えると、今の子たちが塾に通って必死に勉強しているのを見ると、今に生まれなくて良かったとつくづく思うのだ。今なら絶対に受からない自信がある。

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夜になって、横浜マラソンボランティアのスキルアップ研修会に参加してきた。集まったのは400名ほどだろうか。募集が500名だったから若干少ないものの平日の夜7時にこれだけ集まれば良い方でしょう。昨年の10月にボランティアをやって以来で、少しばかり刺激をもらいたいと思って出かけてきた。

内容は「目の前で人が倒れたら何をするか」というのをテーマにした講演会。それほど目新しいものではないので特に何かを得たというのではないが、やはりこれだけの人が来ているというその活気に元気をもらえたように思う。こういうたくさんの人たちが無償の奉仕で支えてくれて大会は運営されている。本当にありがたいことなのだ。そう再確認できただけでも参加した価値は十分にあったと思う。

さあ週末は京都マラソンだ。たくさんのボランティアや応援の方たちに感謝しながら、最高の笑顔で走り切りたい。

 

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