黒部名水マラソン ~ 前日のこと ~

4日の日曜日に黒部名水マラソンを走ってきた。2年も続けてなぜ遠い富山まで足を運んだのか。まずは昨年走った時の印象がとても良かったことだ。立山連峰を眺めたり黒部川に沿って走ったりそして最後は海岸を走るという変化に富んだコースがとても楽しい。それとストレスのない大会運営の素晴らしさや応援風景のアットホームな感じにもう一度走ってみたいという気持ちにさせられてしまう。そして昨年のフィニッシュまで後200mという地点で両足が攣って動けなくなり最後まで気持ちよく走り切れなかったというやり残し感だ。

それに加えてもう一つ、この大会で初めてフルを走るというブログ仲間のエムゾーさんのことがあったと思う。どうしてエムゾーさんと繋がったのかその馴れ初めは思い出せないのだが、ただ彼の記事を読んで富山が身近に感じられるようになったのは確かだ。一昨年の金沢マラソンを走ろうと思ったのも多分にその影響があったと思う。その時も富山に立ち寄っている。昨年の黒部名水マラソンで改めて富山を訪れてみようと思ったのも、やはり心のどこかに何か惹きつけられるものを感じていたのだと思う。

それでももう一度走りに行くというのには多少の迷いもあった。走りにくい時期の上に高い交通費や宿泊費もかかる。それに今年はその少し前に行われる奥州きらめきマラソンに参加を決めていた。そんな時にこの大会でエムゾーさんが初フルに挑戦するということを知った。もしかしたらこの機会にお会いできるかもしれない、そういう期待感が迷っていた思いを一気に吹き飛ばしてしまったのだった。

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念願が叶い、前日のQちゃんのトークショーで会うことになった。目印は蛍光色のウィンドブレーカーにジーンズという出で立ちで奥様と一緒にいるとのこと。会場には何百人という人がいたがカップルはそれほどでなく見つけ出すのは割りと簡単だった。まもなくトークショーが始まるというので声かけは終わってから。こういうのは幾つになっても緊張する。

Qちゃんも話が毎年上手くなっているように思う。それにQちゃんらしさがその話しぶりや笑顔に自然に現れている感じなのがいい。自分はどうだろうなんて考えたら、最近はどうも笑顔を作るのが下手になったみたいだ。写真を撮る時に無理に笑顔を作ろうとすると顔が引きつってしまう。働いている時はけっこういい笑顔を作れていたんだけど。

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さて、トークショーが終わっていよいよエムゾーさんとのご対面と相成る。お目当てのカップル目指して近づいていく。99%間違いないと思うけど違っていたらなんと言い訳しようなんてことも考えながら恐る恐る声をかけてみた。大正解だった。笑蔵(エムゾー)さんの名前の通りの温かな笑顔がそれまでの緊張を解きほぐしてくれる。それだけでもうとても身近に感じてしまった。早速に奥様にも入ってもらってシューズ円陣の記念撮影。

満足しきって帰りのシャトルバスに乗ったところで、集合写真を撮り忘れたことや明日会うのも決めなかったことに気づく。これで明日は会えないかもしれないと思ったら、少しばかり悲しくなってきたのだった。

 

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