そうだ、箱根まで走ろう!

「そうだ、箱根まで走ろう!」というのは、タスキを繋ぎながら箱根まで走って行こうという2年前に始まったとんでもない企画である。ほとんど冗談だろうと思っていたのがあっという間に現実化してしまった。

第1回は、1チーム5人の2チームで箱根の大平台を目指した。その距離約60キロ。ごいさんの担当は、小田急線の相武台という駅から平塚駅までの23キロという最長区間。ランナーとしての実力を評価してもらったのかな(?)。翌年の第2回は女性単独チームを含めて4チーム、総勢20人余りが箱根の仙石原までを目指して約70キロの道のりを力走した。ごいさんのチームはいつも走っている仲間4人でメンバーを組んだ。スタートは経験豊富なA美さん。ごいさんは、相模線の門沢橋駅から東海道線二宮駅までの21キロを担当。3番手のS田さんは二宮から箱根湯本。そしてアンカーはチームのエースのY村さん。箱根駅伝の柏原君のようにパワフルに山を登っていく。仙石原からゴールの宿泊所までの長い急坂も軽快に走り、他を圧倒しての優勝。

そして今年3回目。ごいさんたちのチームは同じメンバー同じコースで2連覇を目指す。他のチームはそれを阻止しようと懸命だ。箱根湯本でY村さんにたすきが渡ったときは2位だったが、あっという間に抜き返して、結局2位に10分の差をつけて2連覇を達成した。2位はヤングチーム(主に20代)、3位はアダルトチーム(30代以上)、そして数分差で4位は女性チームとなった。優勝チームにはプレミアムモルツ、2位はサッポロ黒ラベル、3位は淡麗キリン、4位には金麦がそれぞれご褒美として授与された。

まあ競争そのものはどうってこともないのだが、20人余りも参加して同じ目標を目指すというのはすごいものだと思う。みんなで走ってみんなで応援し合う。自然と心が繋がっていくのを実感する。こういうのっていいなあ。さらに夜の反省会では若い人たちとの交流も深められる。年の差を感じて疲れてしまうところもあるのだが、新鮮な考えや発見があるのが楽しい。

ごいさんは、無意識のうちにそこにいる若者と30年前の自分とを重ね合わせている。30年前のごいさんも今の若者のように何事にも一生懸命だったんだよ。

 

写真は、「そうだ箱根」オリジナル帽子

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