日立さくらロードレース

昨日、茨城県の日立で行われたマラソン大会に参加してきた。日立さくらまつりの一環としてやっているだけあって、スタート地点のある平和通りは満開の桜で覆われていた。道路の両側には露店が隙間なく連なる。嫌でも走り終わった後の期待感が膨らむ。だってこれだけの桜を楽しまなきゃもったいないもんね。

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この日立市というところはごいさんが小学校6年の途中まで約12年間住んでいたところ。2~3年前から一度走ってみたいと考えていた。前日に常陸多賀のホテルに宿をとり、夕方、住んでいたところや懐かしい場所を見ながら10キロ余り走ってみた。その辺の感想は次の記事に書こうと思う。そして今朝は8時に日立駅の会場に到着。ごいさんの住んでいたところは正確には常陸多賀という駅の近くで当時も日立駅にはめったに来たことはない。それにしても日立の駅は実に近代的になったものだと感心した。自分のいた頃と何ら変わらない常陸多賀駅が余計に寂しく感じられる。

9時20分、ハーフの部がスタートする。まずはこの桜並木を眺めながらと言いたいところだがいきなりみんな全開モード。どうやら桜見物はフィニッシュ後の楽しみというところかな。1キロ近い桜並木を一気に駆け抜け、アップダウンが繰り返される道を走ること10キロ。ここから海の上に架かる日立バイパスに出る。もちろん普段は自動車専用道路だ。本当に海の上にある道路なんです。大きな波が道路の下をくぐっていく。あの東日本大震災地震津波にも耐えたというから安全は保障されているのだろうけど、十分に怖さを感じる。それでもそれ以上の豪快さを感じて爽快な気分を味わえる。きっとみんなこれがお目当てなんだろうな。

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前半の10キロの何度となくあったアップダウンで足がだいぶ重くなってきている。おまけに気温もかなり上がってきた。時々海を眺めて気持ちを変えようとするのだが、そうは簡単ではない。16キロを過ぎていったんバイパスをはずれ往復約2キロの横道に入るのだが曲がったとたんに急な上り坂。ここで心が半分ほど折れる。どうにかバイパスに戻ってくると残りは3キロ。再び壮大な海の景色に励まされ、懸命に腕を振る。バイパスを走り終えるとラスト500メートルだ。道路の両側には応援の人がびっしり。ようやく笑顔が戻ったごいさん、いつものポーズでフィニッシュ。タイムは1時間41分21秒。一応、合格点。それに、お醤油1ℓのラッキー賞をゲット。嬉しい。

さあ、お待ちかねのさくら祭りの見物だ。それにしてもすごい人の数です。たくさんの露天を覗き、路上で行われている数々のパフォーマンスを見物しながらのんびり歩く。少し疲れはあったけど十分に堪能して17時発の高速バスで帰途に就く。

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いつものように献身的に動いてくれたボランティアの皆さまや大会関係の皆さま、ありがとうございました。沿道の皆さまの温かい声援もとてもありがたかったです。地元の気分になれて嬉しかった。