今年の三浦は暖かだった
一昨日は三浦マラソンを走ってきた。三浦を走るようになってもう15年になる。もっともハーフを走り出したのは昨年からでそれまでは10キロだった。走り終わった後の反省会が目的だったから大した練習もしないで参加していた。1時間ほど走っては4~5時間ほど飲むといった具合にね。その目的だけは今も変わってないけど。
この日は曇り空だったけど風もなく暖かで久しぶりにいい感じのお天気。ここ何年もずっと雨が降ったり風が強かったりで走り終わった後の着替えも寒くて大変だった。この日は海も穏やかで薄ら明かりが差しいかにも春らしさの漂う一日だった。
コースは急な上り坂が3ヶ所ほどあるけっこうハードなコースである。それでも目標を1時間45分以内と強気に設定。10キロ組に7分遅れての9時37分にスタート。最初の1キロは5分13秒。アップがあまりできてなくて体が重い。2.5キロ地点を過ぎて山道に入ると三浦霊園横の上り坂が待ち受けている。最初の難所だ。思っていたよりも長く感じる。
ようやく上り切るとそこには大根畑が広がる。風景を楽しみながらしばらく行くと城ケ島だ。城ケ島大橋を渡り終えて少し行ったところが折り返し地点。帰りはその橋までの上り坂が第二の難所となる。10キロ地点の少し手前だが、この辺りでようやくごいさんの調子も上がってくる。ここで一気にごぼう抜き。丘伝いにしばらく走ってからいったん海岸まで降りる。少し上ってトンネルを超えるといよいよ最後の上り坂になる。
最近は上り坂があるとなぜか燃えてしまう。タイムは落ちるのだが、そこで頑張れば一気に抜き去れるという快感なのだ。それでもこの坂はきつかった。上り切った所の給水所でちょっと一休み。さあ残りは5キロ。最近はこの最後のところで頑張れるようになったのも少し自慢だ。そしてフィニッシュ。タイムは1時間39分18秒。この坂の多い三浦で100分を切れたことはとても嬉しい。
ゴールでA美さんが缶ビールを持って待っていてくれた。ひやーっ、冷たい。こういう気持ちが本当に嬉しいです。すぐにでも飲みたい気持ちをぐっと抑えてまずはスポーツドリンクを飲んでからね。
相変わらず風もなく暖かい。三浦のこんな天気はどれくらい久しぶりだろう。せっかくなのでそのまま砂浜で海を見ながら飲もうということになった。車座になって、近くのコンビニで購入した飲み物とつまみとでわいわいと宴会の始まりだ。そう、三浦はこうでなくちゃね。走り終えた満足感と優しき友人たちに囲まれて過ごす最高の時間だ。
初めはK島さんと2人で参加した。そこにI坂さんが加わった。毎年、駅前の河津桜を観ながら飽きもせず何時間も飲んだ。そしてもう15年。4年前からS田さん、Y村さん、A美さんが加わった。みんなごいさんの大切な仲間たち。このメンバーで飲める三浦は最高です。そして宴が終わりに近づくにつれ、もう来年に思いを馳せる。三浦だけはずっと走っていたい……って。
今回も、応援の皆さま、ボランティアの皆さま、大会関係の皆さまのおかげで楽しい思い出ができました。ありがとうございました。
葉桜?を一生懸命に写すA美さん。 手に持ってるのはお土産のワカメかな。