第1回函館マラソン
この前の日曜日に函館マラソンに参加してきた。第1回というのに引かれたことと、函館という町を今までに歩いたことがないというのがある。フェリーで行った時には通っているはずだし、函館山で撮った写真も残っているのだが、それ以外に観光らしきものをしていないのだ。
ホテルはいつものように駅前のビジネスホテル。当日の朝は5時に起床。朝食を済ませ、7時半には会場に到着。週始めに風邪で寝込んだせいか、いつも以上に弱気になっている。木曜日に20キロほど走ってみて、なんとかなると判断して参加を決めた。走るなら走り終わっての充実感を味わいたいから。それに応援してくれる人たちと最後まで一緒に楽しみたいというのがある。
9時ちょうどにスタート。参加人数は4,000人ほどでGブロックまであるから単純に1ブロックあたり500~600人ぐらい。Cブロックのごいさんの目標は、順位は1,000番前後、タイムは3時間40分台。制限時間は5時間ということだから全体的にレベルは高そうだ。
最初の5キロは26分50秒。これならいけそうと判断して少しペースを上げてみる。次の5キロは25分17秒。14キロ地点で折り返すと向かい風を受けるようになる。さらにアクシデントが発生。20キロでタイムを確認しようとしたらその手前で知らないうちに時計を止めていた。その間の距離およそ1.5キロ。この先時計が当てにならないという事態に、動揺が走る。
海沿いを走るようになると、風の勢いが増し雨も混じり出した。ともあれ20キロまでの10キロは50分51秒で踏ん張る。街中に入ってくると風は弱まったが、今度はなんとも長い上り坂が続く。それを上り切っては下る。その下りが終わったところが折り返し地点だから、当然のようにまた上る。ボディブローのように効いてくるこのアップダウンで、スピードは確実に落ちていく。30キロまでの10キロは54分19秒。
30キロ過ぎの跨線橋のアップダウンを終えた後に、待ち構えていたのが海上に架けられた全長約2キロの「ともえ大橋」だ。この大会の目玉なのだろう。風のないいいい天気なら、ここからの眺めは最高に違いない。そしてベイエリアの赤レンガ倉庫群へと繋がる。しかし、今日は違った。ここでの上り坂と橋の上の強い風にとどめを刺された感じだ。
36キロ地点のエイドでは海鮮丼や塩ラーメン、チーズオムレツや夕張メロンと盛りだくさん。走る前から楽しみにしていたのに、食べる気にならない。唯一食べられたのは夕張メロン。美味しい~と思った瞬間、もう一つ頂いていました。そして再びともえ大橋へ。
ともえ大橋が終わると再び跨線橋の上り。その途中に40キロ地点があり、この10キロは1時間6秒。こんなに頑張ってもキロ6分、本当に不思議に思う。残りは2キロ、まだ3時間40分台は狙えると考えて自分では懸命に走ったつもりだけど、タイムは3時間50分28秒。順位は818位/2723人中。風邪を理由に言いわけしても、やっぱり悔しい。
今日も雨風の中をたくさんの人が応援してくれた。ボランティアの皆さんや大会関係の方たちのやる気も感じられた。みんなでこの函館の町を盛り上げようとする、そんな思いが十分に伝わってきました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。