久しぶりのボランティア
昨日は、横浜赤レンガ倉庫を会場として行われた「エールランin横浜赤レンガパーク」というマラソン大会のお手伝いに行ってきた。この大会はスペシャルオリンピックス日本(SON)という団体が主催したものだが、大会そのものは誰でも参加できる。
SONとは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場を提供しているスポーツ団体で、有森裕子さんがその理事長を務めている。この大会の収益金はその活動費に充てられるという。
年々パラリンピックには関心が高まっているが、知的障害の方のスポーツはまだまだ蚊帳の外に置かれているような状態だ。それでもこの7月にはロサンゼルスで世界大会が開かれ、世界177の国・地域より7,000人、日本からは77人のアスリートが参加したという。種目も水泳、陸上などの個人種目からバスケットボールやサッカーなどと多岐にわたる。こういうニュースを聞くと、これからの発展も大いに期待できそうだ。オリンピックやパラリンピックと一緒に行われる日が来るのも遠い日ではないかもしれない。
今日は歩行者や車の誘導の仕事だ。車がコースを横切らなければいけないことが時々あって、その時のタイミングではランナーを止めなければならない。なんとも申し訳ないのだけれど、その車も仕事上でやむを得ないとのこと。
さて10時半から親子で2キロを走るという親子ランだ。多くは小学校に上がる前の子だろうか。中には2~3歳ぐらいの子もいる。彼らにとって2キロは相当な距離だろう。ごいさんはゴールの手前300mの地点にいる。もう走るのが嫌になる辺りだ。ふらふらして走っている子や歩いている子に「頑張って、あとちょっとだよ」って声をかけるとまた元気に腕を振って走り出す。泣きそうな子とハイタッチしたらニコッと笑って振り返ってくれた。嬉しかったのだろう。次の人の所まで走っていてまた手を差し出していた。子供って思った気持ちを素直に現すところがなんとも可愛い。
次に20キロとフルの駅伝だ。今日はかんかん照りでかなり暑い。1時間2時間と過ぎるにつれ、ランナーに疲労が見えてくる。3時間も走っているとかなりの人が必死の形相だ。なんたって駅伝だからね。襷をつなぐという使命を背負っている。だからみんな必死だ。そうしてほとんどのチームがサブ4でゴールイン。お見事でした。最後のチームは有森さんが一緒に走って仲良くゴールイン。これもいい思い出になったことでしょう。
しかし朝の9時から午後の4時まで、炎天下でごいさんもよく働いた。その間に座ったのはお昼を食べた時の10分足らず。ランナーに声かけと拍手を続けていた。時々、なんて偉い奴なんだって自分を褒めてあげる。変だと思うかもしれないけど、自分で自分を褒めると意外とやる気が出る。だって自分が一番自分のことを分かっているんだからね。これっていいと思うよ。
帰りは、家までの13キロをジョギング。もう足が棒のよう。さすがに疲れましたね。