生きがい
生きがいがあるから人は生きていける。ところで、これからの自分はどんなことを生きがいにして生きていくのだろう。このところそんなことばかり考えている。
今まであまり意識をしてこなかったけど、働くことは何よりの生きがいだったんじゃないか。それで家族を養い世の中にも貢献できる。そうやってごいさんも何十年と働いてきた。働くのは単にお金が欲しいからだけじゃない。実際、朝の通勤時にゴミ拾いや掃除をしているお年寄りがいる。小学生の通学路に立って子供たちの安全を見守っている人がいる。それはみんなボランティアとしての活動で一銭のお金にもならない。それによって誰かの役に立っているということが何より大切なのだと思う。お金は使ってしまえば消えてしまうけど、誰かの役に立てたという思いはずっと残る。そしてその思いが生きがいとなり心豊かに生きていけるのだと思う。
ごいさんも今は週2日ほどの仕事だが、職場に行けば生徒を教え、その生徒たちの成長に一定の寄与をしていると思っている。今は現状に満足して何も考えずに過ごしているが、いつかその仕事もなくなった時、自分はどういう生きがいを持って生きていくのだろうか。何をしたいのだろうか。ここのところそんなことばかり考えているんだ。
生きている以上は大なり小なり誰かの役に立っていたい。そういう思いがあれば生きているということだけでも十分に価値はあると思う。年を取り何もできなくなってもそれまで生きてきたということで誰かしらを勇気づけられるんじゃないかと。
そこでごいさんなのだが……。こんなお爺さんが笑顔で走っているのを見て喜んでくれる人が一人でもいたら嬉しいしそれも生きがいの1つ。町内の清掃活動に積極的に参加するのもいい。誰かが喜んでくれるならそれで十分な生きがいになる。でもごいさんはもう少し広い範囲で行動してみたい。自分が納得できるまで頑張りたいのだけど、今のところ何ができるか、何をやりたいのかがさっぱり見えてこない。
4月からは新年度が始まる。退職して3年が過ぎる。退職したら時間はいっぱいあると思っていたのにあっという間だった。ちょっと気合いを入れ直そう。お疲れモードなんて言って逃げている場合じゃないね。生きていること、それを実証するのはけっこう難しい。
週末は高知まで出かけてきます。「龍馬に会いに行くぜよ。」
仰向けになって空を撮った。どんどん吸い込まれていく感じがいいな。