入社式・始業式・入学式

4月2日、多くの会社の入社式の様子がテレビで報じられていた。みんなきりっとしたいい顔している。売り手市場なんて騒がれているけれどそれでも第一志望の会社に入るというのは難しいのだろうね。自分の時とは社会環境もまるっきり違って、そして今なおその変化は激しい。そんな中で生きていくのはかなり大変なんだろうけれど、ぜひいい人生を歩んでいってほしい……って、無意識に祈っていた。変だね、これも年のせい?

そして昨日からは多くの学校で新学期が始まった。春休みが終わって1つ進級してみんなちょっぴり成長した気分かな。新しいクラスや担任の先生の発表とこの日が待ち遠しかった子も多いだろうね。そう言えば、担任の先生の名前が発表されるたびに一喜一憂するような声とか、拍手が多かったり少なかったりとか、こちらもドキドキしていた。ごいさんの名前が言われた時にため息が多かったらとか拍手が無かったらなんてことを考えたりして、生徒以上に緊張していたかもしれない。

そして今日は入学式だった。中学校ではお兄さんやお姉さん的存在だった子も高校では一番年下。高校の上級生たちから見ると相当にあどけない。高校の3年間はそれほどまでに圧倒的に成長するように思う。そしてその成長の過程を見られるのが先生にとってはたまらなく嬉しい。入ってきたばかりの1年生も新鮮で可愛いのだが、ごいさんはどちらかというと上級生特に3年生と話をするのが好きだ。知識も増え言葉遣いもしっかりしている。よくぞここまで成長したと話をしていて感心する。これがまた楽しいのだ。

とまあ世間一般では慌ただしく新年度が始まった感じだが、自分はというと、英語の勉強を本格的に始めて2年目に入る。60歳を前にして立てた計画では、65歳になった今年からはより実践的な行動に入る予定だったのだけど、少し回り道をして出遅れてしまった。とりあえず今年はその遅れを取り戻して、英語の勉強に一区切りつけたいと考えている。この1年でだいぶ物おじしないで話せるぐらいになった。ただ文法がきちんと理解できていないから、まだまだまともなセンテンスが作れない。それを今年中には何とかしたい。

年齢のことを考えるとだらだらとやっている暇はない。自分の能力に見切りをつけることも大事なことだと思う。英会話そのものはスマホの翻訳アプリでも十分に対応できるからね。外国の人と話すのに不自由はしない時代なのだと思う。ただこの1年間でだいぶ手ごたえを感じたのでもう少しばかり本気度を増してあと1年だけやってみようと思っている。

自分の生き方に迷うことなく自然に生きて人生を謳歌している友を見ると羨ましい気持ちになるが、たぶんごいさんにはその生き方はできないと分っている。ごいさんにはごいさん流の生き方しかできない。ともあれこの1年間だけは精一杯もがいてみよう。入社式の新人社員の顔を見ていたら俄然自分もやる気になったから。来年のごいさんは変わるよ……って宣言しておく。

 

大倉山からの風景(4月1日撮影 お花見ランをしました。)f:id:goisan:20180401144434j:plain