妹の誕生日

ごいさんには2つ下の妹がいる。今日は彼女の誕生日。昨年も妹のことを記事に書いた。自分でもまた書くのなんて思うのだけど、1年に1回ぐらいは書いておきたい。大切な思い出だから。

小さい頃は妹と喧嘩をしてはいつも叱られてばかり。そのくせ面倒を見なければならなかった。まとわりついてうるさいし、何かあるとよく泣く。いいことなんて一つも無かった。そんな妹なのに結婚が決まった時は妙にそわそわした気持ちになった。振り返ってみると兄として妹に何もしてあげていなかったことに気がついた。妹の方もこんな兄を持っていいことなんて何も無かったと思っているかもしれない。そして妹はもうすぐ離れていってしまう。正直焦った。このままでは永久に能無しの兄で終わってしまうってね。

そこで妹に聞いて一つだけプレゼントすることにした。それが真っ白なウェディングドレスだった。学生のごいさんには少々値は張るが、これが最初で最後のプレゼントになるかもしれない。そう思った。そしてそのドレスを着た妹を見た時の感動。それまでの人生の中で一番の感動だった。その時、ようやく兄になれたと思った。

ごいさんは旦那さんのことをパパと呼ぶ。子どもができて妹がそう呼ぶようになったからだろうか。機械工としての腕も上等で何でもさっさとやってしまう。陽気で面倒見が良いから会社でもすこぶる人気が高い。そんな感じだから、ごいさんもパパのことを兄貴のように頼ることもしばしばだ。父が亡くなった時も、一人泣いている自分を何も言わずただ見守ってくれていた。

逆に、パパはごいさんのことを兄(あん)ちゃんと呼んで慕ってくれている。これもいつ頃からだったろうか。初めのうちは気恥ずかしかったけどね。今は実の兄弟のように思っている。そんなパパは、ごいさんと妹の関係が「火垂るの墓」の兄妹とダブって見えるらしい。その映画を時々見ては泣いているってこの前も妹が言っていた。ちょっと可笑しいけどパパの優しい心が十分に伝わってくる。

勉強が嫌いで自分のことを馬鹿だ馬鹿だと言っている妹だけど、こんな素敵な旦那さんを見つけることができたのだからそれって素晴らしい才能でしょう。そして今までを幸せに過ごし子供と孫にも恵まれた。それはもう天才と言えるんじゃないかな。

妹の性格は百も承知だ。いつも妹の言い分は一方的だ。ごいさんはそれに乗って喧嘩になってしまう。でもパパは決してそんなことはない。軽く受け流して手を出したりしない。それに本当に献身的だ。無理をしてでも妹のことを優先する。妹をどれくらい愛しているのだろう。こんな人は世の中にそうそういるものではない。

そんなパパも先日の18日が誕生日。郷ひろみと一緒だなんて昔騒いでいたよね。昨日は夫婦水入らずで横浜でお互いの誕生日を祝ったそうだ。ごいさんの知っている限り世界で一番の理想的夫婦。これからまた1年、体を大事に過ごしてね。そうそう来る31日は39回目の結婚記念日だね。それも合わせておめでとう。

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