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ゴールデンウィークが終わって

ゴールデンウィークが終わると新入生たちもようやく高校生らしくなってくる。「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」みたいな感じ。学校に慣れて少しばかり馴れ馴れしくなってくる。こちらも少しずつ彼らの様子が分かってくる。これからがお互いにどう出るか勝負所となる。この1ヶ月は、初めての子たちや新しい先生たちと出会って大人しくしていたものの、もともとは元気な子たちの集まりなのは十分承知している。こちらだってこの1ヶ月は慎重に様子見をしてきた。

最近の子はいろんな子がいるから、その子のことを何も知らないで注意したりするのがとても難しくなっている。何かあればSNSの世界に逃げ込んでしまう。そこでたくさんの仲間から同情され、自分を正当化するなんてことも起きてしまう。叱って本当にそれを分かってもらうには、その子のことを少しでも理解する必要がある。

今年は、1年生1クラスと2・3年合同の選択クラス1クラスを受け持っている。高校の1年間の差はかなり大きい。1年生は新鮮で初々しいのだが、まだまだ中学生の域を出なくて物足りなさを感じる。大人っぽい口を利くのだが、中身は子どもっぽくて面白みがない。それが2年生、3年生となるにつれ、だんだんと対等な話ができるようになる。先生たちと対等に話ができるようになるとそこからは一気に大人に向かって成長していく。

やはり大人の人と話すことはとても重要だ。同い年の仲間とはその持っている知識の量がまったく違う。それが先生ならばなおさらだ。高校生は乾いたスポンジのようにどんどんその知識を吸収していく。まさに加速度的に。こういう成長が歴然と見えるのがいかにも高校生のいい所だ。そしてそれに直接関われる先生という職業は素晴らしいと思うし、同時に強い責任も感じている。

高校時代は、身体的にも精神的にも成長の著しい時期だ。何もしてないようでも、いつも何かを考え何かをしようとしている。自分で初めて立ち上がろうとしている。戸惑っている子には、ちょっとだけ後押ししてあげる。それで彼らはたくさんの思い出を作りながら成長していくのだ。何事も恐れずに思い切って飛び込んでいける、そんなことができるのが高校時代なのだと思う。楽しい、辛い、甘い、苦い、それら全ての思い出をひっくるめて、高校時代はやっぱり一番楽しかった、そう言ってもらえるのが嬉しい。

ゴールデンウィークを過ぎると、新入生は本格的にその学校の生徒としての自覚を持つようになる。そして上級生はますます先輩らしくなる。

さて、そんな彼らとこれからどんな会話ができるか、楽しみだ。

 

昨日、久しぶりに夕焼けを見ました。f:id:goisan:20160511183636j:plain