Tokyo Run for the Cure

先週の土曜日は、Tokyo Run for the Cure / Walk for Life 2017(東京ランフォーザキュア/ウォークフォーライフ2017)というイベントの10キロランの部に参加してきた。これを主催したのは、乳がんについての啓蒙活動を行っている団体で、この大会での収益金もその活動費に充てられるという。

なぜ参加することになったかということだが、10日ほど前に英会話学校の講師のL先生からこのイベントへのお誘いのメールが届いたのだ。知人から招待されて走ることになったという。ついては貴方もいかがですかということだった。早速紹介されたホームページを見てみたら全文英語で書いてある。でもよく見たらちゃんと日本語バージョンもあって一安心。ということでこの団体のことも知りその趣旨も理解できた。

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それよりもL先生のせっかくのお誘いを無下に断ることができなかったと言うべきかな。L先生は72歳。黒人の男性だ。ワシントンD.C.の出身でニューヨークシティマラソンも走っている。来日5年目。行動的で暇を見つけては美術館巡りや鎌倉、箱根を歩いている。そういうことで英会話のレッスンはマラソンの話や日本、アメリカの観光地の話が中心のフリートークだ。彼のおかげで、外国人がとても身近に思えるようになった。一緒に走ることがまた自分にプラスになるように思ったのだ。

会場は日比谷公園なので、当日はいつも使っている有楽町のラフィネで着替えを済ませる。9時から受付が始まりアトラクションがあって10時に10キロランが始まる。予想通り7~8割の人は外国人だ。出店をやっている人も外国人の方がほとんど。この日の日比谷公園はちょっとしたセントラルパークのような感じだった。ようやくスタート10分前になって彼を発見。慌ただしく彼の知人だというTさんを紹介され、記念写真に納まる。

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さてコースの方は日比谷公園の噴水広場を出て増上寺の前を通り芝公園をぐるっと回って戻ってくる。それを2周して10キロになるというコースだ。ただ本格的なものではなく、歩道を走り、横断歩道での赤信号はストップだ。もちろんタイムも順位もない。基本はファンランなのだ。1分おきのウェーヴスタートでL先生は3組、自分は7組だった。話もしたかったので先生に追いつこうとスピードを上げる。どうにか追いついたところで少しばかり話をしながら一緒に走る。最後はトレーニングのつもりでちょっと頑張って走ってみた。みんなファンランかと思いきやかなり真剣に走っている人もけっこういた。それでも信号が多くて止まっている時間の方が長かったかしら。

走り終わって先生がゴールするのを待っている間も、相変わらず周りは外国人ばかり。東京でこんなイベントがあることを知っただけでもちょっと感動。少しして先生がゴールして最後にTさんとも一緒に話をしてお別れする。先生が用事があるということで思ったほど話ができなかったのは残念だったけど、でもまた新たな世界を覗けたようで少し進化したような思いがした。天気も良くいい一日だった。

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