伊豆のラン合宿

ラン仲間のS田さんと2人で、先週の木曜日と金曜日に伊豆の国市に住むI坂さんの所で、ラン合宿をしてきた。とは言え、飲むための口実のようなものでたいして走るわけではない。それでも見知らぬ土地を走るのはいい気分転換になる。午前中の夏期講習を終えたS田さんとは、小田急海老名駅で待ち合せる。東海道線駿豆線と乗り継いで田京駅に到着。駅前のスーパーで夕食(?)の材料を購入してI坂邸に向かう。

この日は桂川沿いに修善寺駅まで行き、折り返して大仁駅近くにある温泉旅館をゴールとする約10キロのコースだ。すでに5時半で空はどんよりとした雲で覆われ暑さはあまり感じられない。それでも走り出したらすぐにシャツが汗でびっしょりになってしまった。

S田さんについていく形でキロ5分30秒のペースを維持しながら修善寺駅に到着。ここからはもう2キロ余り。終わりが見えてS田さんのスピードが上がる。あっという間にゴールだ。そして温泉に浸かる。この時の開放感は半端じゃない。冷たいビールがいかにも美味しそうだがここはぐっと我慢の子であった。

I坂邸に戻るともう8時を回っていた。バイクで先に帰っていたI坂さんがフライヤーと食材を用意して準備を整えておいてくれた。いつもながら本当にありがたい。このフライヤーのことはだいぶ前に彼のブログで知って気になっていた。やっぱり揚げたての天ぷらは最高。失った塩分の補強とばかりにわさび塩をさっと振りかけて頂く。う~ん、旨い。

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走った後のビールもこれまた最高の味わいだ。当然の如く焼酎へと飲み物は変わりいつものように際限がない。I坂さんに会うのは実に4か月ぶり、S田さんに会うのも2か月ぶりになる。それにこのところ毎日が英語漬けでまともに日本語を使っていないから、今日はそのうっ憤を吐き出すように次から次へと言葉が出てくる。

いろんな話をする中でちょっと気づいたことがあった。それはみんなそれぞれにこれからのことを話しているということだ。もちろんたいした中身ではない。でもそれで改めて思ったのだ。生きている限り誰にだってまだまだ未来はある。その未来を追い求めることを簡単に放棄しちゃいけないってね。どんなに素晴らしくても過去はあくまで過去にしか過ぎないのだからって。

さて、翌朝は二日酔い気味で目が覚めた。今日は走れないと弱気になっていたら、「走りましょうよ」とS田さんが声をかけてきた。何度も言われて嫌々覚悟を決める。今日のコースは山を一つ超えるというハードなもの。最初の3.5キロで一気に350mほどを上り、その後韮山反射炉に向かって駆け降りていくというもので、約13キロのコースとなる。

上りはキロ7分台後半のペースでほとんど歩くような感じ。逆に下りは4分台前半のペースで油断すると足がもつれてすっ転びそうな勢いだ。ともあれ無事に走り終えてシャワーを浴びる。冷たい水が何とも気持ちいい。何だかんだと言いながらも当初の日程はすべて消化した。となれば当然〆の乾杯と相成る。

I坂さんには毎度のことながら大変お世話になりました。心から感謝しています。

 

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